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韓国、36年ぶりのU20W杯4強入り!…劇的弾応酬の激闘でPK戦の末にセネガル撃破

2019.06.09

韓国がセネガルを破って36年ぶりのベスト4進出 [写真]=FIFA via Getty Images)

 FIFA U-20ワールドカップ ポーランド2019準々決勝が8日に行われ、U-20韓国代表とU-20セネガル代表が対戦した。

 ラウンド16で日本とのアジア勢対決を制した韓国と、ナイジェリアとのアフリカ勢対決を制したセネガルの一戦。試合を先に動かしたのはセネガルだった。37分、右クロスからイブラヒマ・ニアヌの落としをキャヴィン・ディアニェが左足ハーフボレーで叩き込んで先制した。

 リードを許した韓国は45分、エリア手前のFKを獲得すると、イ・カンインが左足でゴール右隅を狙ったが、GKの好セーブに阻まれた。それでも後半に入って59分、エリア内でイ・ジソルが倒され、ビデオ判定の結果、PKを獲得。62分、これをイ・カンインがゴール左隅に沈めて同点に追いついた。

 しかし73分、今度はDFイ・ジェイクのハンドがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入によって取られ、セネガルにPKを献上。ニアヌのPKはGKが読み切ってストップ、かと思われたが、ビデオ判定により相手のキックよりも早く動いたとしてやり直し。ニアヌが今度はゴール左隅に決めて、セネガルが勝ち越しに成功した。

 86分には、ニアヌが右CKのこぼれ球を強引に押し込んだが、ビデオ判定の結果、これは直前の味方のハンドで認められなかった。このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム8分、イ・カンインの左CKをニアに飛び込んだイ・ジソルが頭で流し込んで執念の同点ゴール。韓国の劇的な一発で試合は延長戦に突入した。

 スコアが再び動いたのは96分、チョ・ヨンウクがイ・カンインのスルーパスでエリア内に抜け出し、右足シュートでゴールネットを揺らしてついに逆転。しかし終了間際に再びドラマが待っていた。延長後半アディショナルタイム1分、アマドゥ・シスがママドゥ・ダンファのマイナスへの折返しを右足でゴール右隅に沈めて同点。劇的なゴールの応酬で、120分では決着がつかなかった。

 PK戦は先攻の韓国が5人目までに3人決めたのに対し、後攻のセネガルは3人が失敗。この結果、韓国が36年ぶりのベスト4進出を果たした。

【スコア】 
U-20韓国代表 3-3(PK戦:3-2) U-20セネガル代表

【得点者】
0-1 37分 キャヴィン・ディアニェ(セネガル)
1-1 62分 イ・カンイン(PK)(韓国)
1-2 76分 イブラヒマ・ニアヌ(PK)(セネガル)
2-2 90+8分 イ・ジソル(韓国)
3-2 96分 チョ・ヨンウク(韓国)
3-3 120+1分 アマドゥ・シス(セネガル)

【PK戦】(◯=成功/●=失敗)
▼1人目
韓国:キム・ジョンミン●(左ポスト直撃)
セネガル:ママドゥ・ダンファ◯(ゴール左)

▼2人目
韓国:チョ・ヨンウク●(GKストップ)
セネガル:ママドゥ・ンボウ●(クロスバー上)

▼3人目
韓国:オム・ウォンサング◯(ゴール左)
セネガル:アマドゥ・シス◯(ゴール右)

▼4人目
韓国:チェ・ジュン◯(ゴール左)
セネガル:ディア・ヌディアエ●(GKストップ)

▼5人目
韓国:オ・セフン◯(ゴール中央)※1度ストップされたが、GKがキックの前に動いたためやり直し。
セネガル:キャヴィン・ディアニェ●(クロスバー上)

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