フランスの戦術を批判したGKクルトワ [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア準決勝が10日に行われ、ベルギー代表はフランス代表と対戦し、0-1で敗れた。試合後、ベルギー代表GKティボー・クルトワがインタビューに応じ、フランスの守備的戦術を批判した。11日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
注目の大一番となった一戦は、51分にCKからサミュエル・ユムティティのヘディング弾でフランスが先制に成功すると、フランスはカウンターを狙う守備的戦術に切り替えた。ベルギーはボールを保持する展開となるも、フランスの守備陣を崩すことができず、そのまま0-1で敗れた。
同試合でビッグセーブをいくつかみせたクルトワは「相手が僕たちよりもよかったとは言わない」と断言し、次のように続けた。
「僕たちの前にいたチーム(フランス)は、とてもよく守っていた。11人全員がゴールから35メートルのところにいた。彼らは今大会の全試合でそれをやっていて、ウルグアイ戦の時でも同じだった。その時はFKからゴールを奪った。今日はそれがCKだった。今日のような試合をしてベルギーが勝てなかったことは、サッカーをしていて恥ずかしいことだ」
フランスの守備的戦術に対する不満を口にしたクルトワだったが、その後冷静に試合を振り返った。
「どのチームも強みを持ってプレーしている。僕たちの強みはサッカーをすることで、彼らの強みは守って、(キリアン)ムバッペというとても足の速い選手とともにカウンターをすることだった。フランスは、僕たちが深く守って戦う相手を苦手としていることをよく知っていた」
史上初の決勝進出を逃したベルギーは14日、イングランド代表とクロアチア代表の敗者との3位決定戦に臨む。
By サッカーキング編集部
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