現役引退を発表したイグナシェヴィッチ [写真]= Getty Images
ロシア代表DFセルゲイ・イグナシェヴィッチ(CSKAモスクワ)が自身のSNSで現役引退を発表した。
ロシア代表は2018 FIFAワールドカップ ロシアにおいて、FIFAランキングが最低であり、決して開催前の評判が高い国ではなかった。しかし、開幕戦でサウジアラビア代表に完勝すると、エジプト代表にも勝利しグループリーグ突破。ベスト16では優勝候補と目されたスペイン代表に劇的勝利。さらにはベスト8のクロアチア戦でも土壇場同点弾で追いつき、PK戦で敗れたものの大躍進を果たした。
現在38歳のイグナシェヴィッチは、2016年に行われた欧州選手権後に代表を引退したものの、負傷者が続出し2年ぶりに代表復帰。同選手は5試合全てに出場し、下馬評を覆す活躍を後ろから支えていた。同選手は試合後、今大会をもって現役を引退するとことを明かしている。
「今日の試合は僕の最後のW杯、最後の大会、そして僕のキャリアにおける最後の試合になった。W杯のためでなければ、僕はもう少し早く現役をやめていただろう。今大会は僕にとってとても大きなモチベーションになったよ」
「素晴らしい形でキャリアを終えることができたから、今は穏やかな気持ちでいるよ。W杯でプレーし、準々決勝を戦い、同時に素晴らしい監督やスタッフ、プレーヤーと共に素晴らしいチームとして全力を尽くした。サッカーではどんなことも起こりうる。ピッチ上でもロッカールームでも誰も不満を抱いてはなかった」
また同選手は「今年の12月にコーチングライセンスを受け取る予定だ。僕は監督になりたい。優れた監督にね」と最後に指導者に転身することを明かした。
ロシア代表で127キャップを記録し、歴代最多出場を果たした英雄の今後の活躍にも期待が集まりそうだ。
By サッカーキング編集部
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