2018.07.07

「選手は自分のことばかり考えていた」ドイツ代表、チーム内の問題が次々と明らかに

ドイツ代表
グループステージ敗退となった前回王者ドイツ代表 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 7月5日のドイツ紙『ヴェルト』などの報道で、グループステージで敗退してしまった前回王者ドイツ代表の問題が次々と明らかになってきている。

 まず、物議を呼んでいるのはドイツ代表のマネージャーを務めるオリバー・ビアホフ氏の「今まで、ドイツ代表の選手達に何かを強要したことはない。メスト(・エジル)は自分からきちんと釈明するということができないようだ。彼をメンバーに入れるかどうか、しっかりと考えるべきだったのだろう」というコメント。

 ワールドカップ2週間前、トルコ系のドイツ代表選手であるメスト・エジル(アーセナル)とイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・C)は国内で批判を浴びていた。理由は、ロンドンでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と面会し、所属チームのユニフォームをプレゼントして写真撮影などに応じたことが、独裁的な強権で知られるエルドアン大統領への親近感を示す政治的メッセージとされたことだという。

 その後、エジルとギュンドアンはエルドアン大統領ともう一度面会を実施。ギュンドアンは政治的メッセージはなかったと釈明した。一方、エジルは最後まで沈黙。チームメイトやサポーターから疑問を投げかけられていた。結果として、ドイツ国内からドイツ代表が大きなブーイングを受けるなど、大会前にもかかわらずエジルを擁するドイツ代表には不穏な空気が流れていた。

 しかし、チーム内の不和はそれだけに留まらない。同日のドイツスポーツ誌『キッカー』では、これまで明らかになっていた若手と主力間の溝だけではなく、長年主力選手として活躍してきた選手間でも不和があったようだ。

 同誌によれば、とりわけチーム内でリーダー格のDFマッツ・フンメルス(バイエルン)とMFサミ・ケディラ(ユヴェントス)の両選手の間で意見の相違が起こり、チーム内でも方向性を定めるのにエネルギーを消耗したという。また、トニ・クロースの緩慢なプレーにチーム内からも批判が上がっていたことも同誌は伝えており、すでにチームとしての体をなしていなかった様子を記している。

『ヴェルト』紙のなかで、ビアホフ氏は「最後は、選手たちはそれぞれ自分のことばかりに考えていたんだと思う。私たちチームマネージメントのスタッフたちは、それを変えることはできなかった」と振り返った。

 7月6日の『ビルト』は、9月から始まるUEFAネーションズリーグに向けてスタッフ陣の刷新もありうると報じている。2010年の南アフリカW杯から8年続いてきたサイクルのひとつが終わろうとしているようだ。

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