2018.06.16

イランのケイロス監督、“狙い通り”の初戦を振り返る「美しい勝利だった」

ケイロス
試合終了後に選手、スタッフと喜びを分かち合うケイロス監督 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 イラン代表を率いるカルロス・ケイロス監督が、15日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第1戦についてのコメントを残した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が、15日付で報じている。

 グループリーグ初戦でモロッコ代表と対戦したイランは、後半アディショナルタイムに生まれた相手のオウンゴールによって劇的な勝利を飾った。同国にとっては1998年に行われたフランス大会以来、実に20年ぶりとなるW杯本大会での白星となっている。

 前回大会でもイランの監督を務めたケイロス監督は、試合を終えてから次のようにコメント。レアル・マドリードや名古屋グランパスでも指揮を執った経験を持つ百戦錬磨の老将にとっても、この勝利は感慨深いものがあったようだ。

「この競技は長い歴史を持っているが、W杯で戦う最初の試合はいつも困難で厳しいものとなる。その事実が変わることはない。だが、我々にとっての初戦はとても美しいものとなった」

 そして、ケイロス監督は試合を通じた自身の戦略についても明かし、メンタルゲームに持ち込む策が狙い通りに進んでいたからこそ、最後の最後で結果に結びついたと語っている。

「モロッコは我々のことを研究してきたという確信を持っていたので、我々はとても慎重に試合をスタートさせた。彼らが素晴らしい攻撃精神を持って、フルスピードで非常に激しく力強いスタートを切ってくるであろうことは理解していたからね」

「我々の戦略は、最初の1分間からモロッコの選手たちを精神的な破綻に追い込んでいくことだった。フラストレーションを溜めさせ、プレーメイカーや創造力のある全ての選手たちをブロックすることによって、その目的を達成しようとしたんだ」

「相手の守備ラインにパニックを引き起こせるようになってから、試合は変わった。モロッコの選手たちは、我々が試合に勝つことができる力を有しているとわかっていた。それが最後の数分間になって全てを変えたんだ」

 最後にケイロス監督は次のように語り、強敵と相対する次戦に向けて気持ちを新たにしていた。

「これは美しい勝利だったし、3ポイントも獲得できた。そして、今からは休息を取り、スペインとの対決について考えていく時間が訪れる。スペインだよ。ゴールキーパーからストライカーまで、誰もが創造力を持っている相手だ。なので、我々はまた別の戦略を考えていく必要がある」

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