グループステージから多くの同僚対決が行われる [写真]=FIFA/FIFA via Getty Images
14日に開幕した2018 FIFAワールドカップ ロシア。ロシア代表対サウジアラビア代表の開幕戦を皮切りに、グループステージでは48試合が行われる。その中には、クラブのチームメイト同士による対戦も珍しくない。手の内を知り尽くした仲だからこそ生まれる新たな駆け引きは、W杯の醍醐味の一つだ。そこで今回は、グループステージで絶対に見逃せない“同僚対決”を5試合ピックアップした。
6月15日(金)27:00 ポルトガル代表 vs スペイン代表(NHK/NHK BS1)
レアル・マドリード対決(クリスティアーノ・ロナウド vs セルヒオ・ラモスなど)
グループステージの大一番にして、“同僚対決”の最注目カードと言えるのが、15日に行われるスペイン対ポルトガルだろう。スペインはDFセルヒオ・ラモス、ポルトガルはFWクリスティアーノ・ロナウド。共に世界最高レベルの選手であり、レアル・マドリードでは好守の要となっている両者が、今回のW杯では代表キャプテンとして激突する。さらに、スペインにはナチョ・フェルナンデス、マルコ・アセンシオ、イスコらが、ポルトガルにもレアルOBのDFペペが控えており、普段は見ることのできない選手たちの姿を楽しむことができそうだ。
6月21日(木)27:00 アルゼンチン代表 vs クロアチア代表(日本テレビ系列/NHK BS1)
バルセロナ対決(リオネル・メッシ vs イヴァン・ラキティッチ)
ユヴェントス対決(パウロ・ディバラ vs マリオ・マンジュキッチなど)
グループDの第2戦となるこの一戦では、バルセロナとユヴェントスの名門クラブによる“同僚対決”が楽しめる。バルセロナに所属するFWリオネル・メッシとMFイヴァン・ラキティッチは中盤で対峙。今年1月まで同クラブに在籍したMFハビエル・マスチェラーノにとっても、特別な一戦となるだろう。ただ勝負の鍵を握るのは、ユヴェントスのストライカーたちかもしれない。アルゼンチンのFWパウロ・ディバラ、FWゴンサロ・イグアインか、あるいはクロアチアのFWマリオ・マンジュキッチか。名門クラブで日々凌ぎを削る彼らのパフォーマンスから目が離せない。
6月23日(土)27:00 ドイツ代表 vs スウェーデン代表(TBS系列/NHK BS1)
ライプツィヒ対決(ティモ・ヴェルナー vs エミル・フォルスベリ)
ブンデスリーガで快進撃を続けるライプツィヒで主軸を担う2人がW杯の舞台で激突する。スピード豊かなストライカーであるFWティモ・ヴェルナーに対して、MFエミル・フォルスベリは技巧派のゲームメーカーと、プレースタイルは対照的な2人。だが、ヴェルナーは今大会“世界王者ドイツの1トップ”を務めることが予想され、フォルスベリも代表を引退したズラタン・イブラヒモヴィッチから“スウェーデンの10番”を受け継いだ。重責を担う両者のパフォーマンスが勝敗を大きく左右するかもしれない。
6月24日(日)27:00 ポーランド代表 vs コロンビア代表(TBS系列/NHK BS1)
バイエルン対決(ロベルト・レヴァンドフスキ vs ハメス・ロドリゲス)
ポーランドのFWロベルト・レヴァンドフスキとコロンビアのMFハメス・ロドリゲス。両国の絶対的エースはいずれもバイエルンに所属している。昨年12月に行われた組み合わせ抽選会で同グループになることが決まった後、レヴァンドフスキは自身のTwitterで「前回大会の君の素晴らしいゴールを覚えているよ。ロシアでは君が僕のゴールを覚えてくれるといいね」とツイート。ブラジル大会で得点王に輝いたJ・ロドリゲスを冗談交じりに“挑発”してみせた。国の威信とエースのプライドを懸けた激しいバトルが繰り広げられそうだ。
6月28日(木)27:00 イングランド vs ベルギー(NHK/NHK BS1)
トッテナム対決(ハリー・ケイン vs ヤン・ヴェルトンゲンなど)
マンチェスター・C対決(ラヒーム・スターリング vs ケヴィン・デ・ブライネなど)
マンチェスター・U対決(マーカス・ラッシュフォード vs ロメル・ルカクなど)
リヴァプール対決(ジョーダン・ヘンダーソン vs シモン・ミニョレなど)
チェルシー対決(ギャリー・ケイヒル vs エデン・アザールなど)
グループステージのラストマッチでもあるイングランドとベルギーの一戦では、最も多くの“同僚対決”が実現する。両チームには、トッテナムの選手が8名、マンチェスター・Cとマンチェスター・Uの選手が6名ずつ、チェルシーとリヴァプールの選手が3名ずつと、チームメイトが入り乱れている。さらに普段のリーグ戦で対戦している者同士ということもあり、プレミアリーグファンにとっては極上の一戦となるはずだ。
(記事/Footmedia)
By Footmedia