現在はサッカー解説者やタレントとして幅広く活躍する、元日本代表MF前園真聖さん。「僕がドリブラーだったので(笑)」と、#マイベストイレブンには新旧ドリブラー11人を選出した。フォーメーションは3-5-2を採用したが、「僕はフォーメーションに選手を当てはめる監督は嫌いです!(笑)」と、あくまで“選手ありき”を強調。全員がオフェンシブな選手であるため、起用するポジションについてはかなり悩んだそうだが、「基本的にはすごく良い感じで配置ができたかなと思います」と手ごたえ十分のチームが完成した。GKからFWまでいずれも超一流の名手たちなので、超攻撃なサッカーを披露してくれそうだ。
写真=瀬藤 尚美
■フォーメーション:3-5-2 「ドリブラーベストイレブン」
FW:ロナウド、クリスティアーノ・ロナウド
MF:ロナウジーニョ、モハメド・サラー、リオネル・メッシ、ディエゴ・マラドーナ、ネイマール
DF:アリエン・ロッベン、ギャレス・ベイル、エデン・アザール
GK:オーガスティン・オコチャ
■オーガスティン・オコチャ(元ナイジェリア代表/MF)
「1996年のアトランタオリンピックの時も対戦したんですけど、ファンタスティックな要素も持っているし、足元にボールが入ったら取られない選手ですね。現代サッカーではGKの足元の技術は大事なので、オコチャからボールをつなぐ、もしくはオコチャがドリブルで行っちゃう、みたいな」
■アリエン・ロッベン(バイエルン/MF)
「3バックの右に置いたんですけど、左利きなので右サイドからどんどん中にカットインしていくような形をイメージしました。非常にスピードのある選手なので、最終ラインから前にいるメッシをどんどん追い越していくような、自陣ペナルティエリアから敵陣ペナルティエリアを走破してシュートまで持っていくような流れを期待したいです」
■ギャレス・ベイル(レアル・マドリード/FW)
「このドリブラーたちの中で、フィジカルが最も強いのはベイルだと思うんです。そうなると、必然的に3バックの真ん中のポジションに置くことになりました。相手の攻撃を止めながら、奪った瞬間に相手ゴールまで行っちゃう、みたいな。あとは前の選手に一旦ボールを預けて、ゴール前に飛び込んでいって高さで勝負するとか。攻守のことを考えると、このポジションにベイルは外せないです」
■エデン・アザール(チェルシー/MF)
「ロッベンの逆パターンなんですけど、左サイドはネイマールとアザールでボールは奪われないですよね。現役ドリブラーの中でも3本の指に入る選手だと思うので、ネイマールとの共演を見てみたいなという気持ちも込めて、このポジションに置きました」
■ロナウジーニョ(元ブラジル代表/FW)
「彼はドリブルもそうですけど、ボールを持ったら何をするか分からない、アイデアを持った選手。あえて真ん中に置いて、これだけすごい周りの選手をどう使うのかを見てみたいという気持ちがあります。真ん中に置くことで、ゲームメイクも期待できますよね」
■モハメド・サラー(リヴァプール/FW)
「ドリブラーとして本当に素晴らしい選手。前に“ダブル・ロナウド”がいるので下がり目のポジションですが、中盤からどんどんドリブルを仕掛けて、前線の2人を飛び越して裏に出ていくスタイルを期待したいです」
■リオネル・メッシ(バルセロナ/FW)
「もうメッシはこのポジションで当確ですよ(笑)。まぁ、ポジションを決めてはいますが、みんなどこでもできるので。自由に、臨機応変にポジションを変えながらプレーしてくれるんじゃないですかね。ロナウジーニョとはバルサで一緒にやっていますし、ここのホットラインも楽しみです」
■ディエゴ・マラドーナ(元アルゼンチン代表/MF)
「僕の中ではアイドルですね。『ドリブラーといえば?』と考えると、僕らの世代ではまずマラドーナを思い浮かべますから。ドリブラーの象徴のような選手ですよね。ポジションは、いわゆるトップ下に配置してみました。真ん中に位置取って、このチームの中心としてプレーしてほしいです」
■ネイマール(パリ・サンジェルマン/FW)
「ネイマールのポジションも『ここでしょう』といった感じですね。すごく“遊び心”のある選手で、ファンに魅せるプレーもよく分かっていて、そういったプレーを真剣勝負の中でも時折出してくれる。左サイドから中にカットインする動きも見せてくれることでしょう。C・ロナウドとの絡みも、想像すると楽しいですよね」
■ロナウド(元ブラジル代表/FW)
「全盛期だったバルセロナ~インテル時代のプレーを見ると、“突破力”と“破壊力”が本当にすごい。C・ロナウドなんかと比べても、フィジカルもスピードもまったく遜色ないですよ。FWの位置には欠かせない選手だと思います。ちなみに、僕はバルセロナ時代のロナウドが好きですね。彼のドリブルは誰も止めることができなかったので」
■クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード/FW)
「ドリブルはもちろんすごいですが、彼は右足、左足、頭と、どこからでもゴールを奪えるので、2トップの一角にはぜひ入れておきたいですね。最近はストライカーの色がより濃くなっていますが、やはりドリブラーとしての力は間違いなく持っていると思います」
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By サッカーキング編集部
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