2018.03.15

イギリスの王室や閣僚がロシアW杯をボイコット…元スパイ毒殺未遂事件で

FA総裁のウィリアム王子らがロシアW杯を欠席 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 イギリスの王室や閣僚が6月に開幕するロシア・ワールドカップをボイコットすることが分かった。同国のテリーザ・メイ首相が14日の議会で明かしたと、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。

 イギリス南西部のソールズベリーで今月4日、かつてロシアとイギリスの2重スパイだったセルゲイ・スクリパリ氏とその娘のユリアさんが、神経剤によって意識不明の重体となる事件が発生。これにW杯開催国のロシアが関与している疑いがあり、イングランド代表が大会をボイコットする可能性が浮上していた。ロシア側は関与を否定しているものの、イギリス紙『デイリー・メール』は日本やポーランド、オーストラリアもイギリスに同調してボイコットする可能性があるとまで報じていた。

 数日前に「ロシアが関与している可能性が高い」と発言していたメイ首相は、14日の議会で「この夏にロシアで行われるW杯に、大臣やロイヤルファミリーのメンバーは出席しません」と断言。イングランドサッカー協会(FA)総裁のケンブリッジ公ウィリアム王子や弟のハリー王子は、これまでW杯に参加していたが、今大会は欠席することが決まった。

 FAは「今夏のW杯と6月に行われる女子W杯予選に関して、今後もイギリス政府や関係官庁との連携を密にしていきます。我々の優先事項はファン、選手、スタッフの安全と安心です」との声明を出している。

 なお、元FA会長のグレッグ・ダイク氏はイングランド代表のボイコットについて「ほぼ起こらないだろう。政府が要請するとも思わないし、したとしてもFAが断るはずだ。何の違いも生み出さないし、ボイコットすればW杯で代表の活躍を見たい多くのフットボールファンを遠ざけることになる」と自身の見解を語っている。

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