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母国の代表に警鐘を鳴らすベッカム氏「W杯に楽な試合は存在しない」

2017.12.04

かつてイングランド代表のキャプテンとしても活躍したベッカム氏 [写真]=Getty Images

 元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が、2018 FIFAワールドカップ ロシアを戦う母国の代表に向けてコメントを残している。イギリスメディア『スカイスポーツ』が3日付で報じた。

 W杯の組み合わせ抽選会の結果、G組に入ったイングランド代表はベルギー代表、チュニジア代表、パナマ代表と対戦することが決定している。

 11月に行われた親善試合ではドイツ代表、ブラジル代表との連戦をともに無失点で終えたこともあり、代表を率いるガレス・サウスゲイト監督はグループステージ突破に自信を見せている。しかし、ベッカム氏はどんな状況でも楽観視はできないと語り、自身の経験を元に警鐘を鳴らしている。

「ワールドカップの舞台では、たとえどんな相手であっても楽な試合は存在しない。陳腐な表現であることはわかっているが、これは真実なんだ。現在、5年前、10年前のいずれのチームと対戦する場合であっても変わらない。全てのゲームが厳しいものになるんだ」

「この段階に入ると、全てのことが重要になってくる。良いドローではあるが、タフな戦いになるだろう」

 イングランド代表として115試合に出場して17ゴールを決めたベッカム氏は、キャプテンとして出場した2006年のドイツ大会のグループステージにて、スウェーデン代表、パラグアイ代表、トリニダード・トバゴ代表と対戦している。

 各ポジションにタレントを揃えたこの大会のイングランド代表は、有力な優勝候補のひとつに数えられていた。しかし、初戦のパラグアイ代表戦を3分に相手のオウンゴールで挙げた1得点のみで終えると、2戦目のトリニダード・トバゴ代表戦では、相手の堅い守りをなかなか崩しきれずに苦戦を強いられる。ようやく先制点を奪ったのは、試合が最終盤にさしかかった83分のことだった。

 続くスウェーデン代表戦では85分に勝ち越しゴールを奪ったが、90分に追いつかれて引き分けに終わっている。最終的には2勝1分で首位通過を果たしたものの、まさに3試合すべてが厳しいゲームと呼べるものとなった。この経験を踏まえると、ベッカム氏の発言にもより一層の説得力が感じられることだろう。

By サッカーキング編集部

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