フランス代表のディディエ・デシャン監督 [写真]=Getty Images
フランス代表のディディエ・デシャン監督が、国際親善試合のイングランド代表との試合に先駆けて現地の取材に応じた。イギリス紙『デイリー・エクスプレス』が13日付けで伝えている。
9日に行われた2018 FIFAワールドカップロシア 欧州予選のスウェーデン代表戦では、フランス代表は同代表GKウーゴ・ロリス(トッテナム)の痛恨のミスにより、劇的な逆転負けを喫していた。その結果、フランスはスウェーデンに勝ち点で並ばれると同時に得失点差で下回り、首位の座を明け渡した。
まず、スウェーデン戦でミスを犯してしまったロリスについて「ロリスとはしっかり話し合って同じ意見を共有したよ。チームメイトはみんな彼に出てほしいと思っている。彼にはピッチに戻ってベストシュートをとって欲しい」とロリスへの信頼を語った。また、国民から批判が集まっているロリスのイングランド戦出場を示唆した。
また、デシャン監督は先日の2017 FIFA U-20ワールドカップについて「イングランドはフランスより多くの財政的手段を持っている。プレミアリーグのほうがお金があるからといって、フランスの若手選手がイングランドに出ていくのは良くないね。フランスは若手選手の育成で常に高い評価を得てきた。あの大会は、経験の浅い若手選手にとってはたしかに良い機会だが、財政面には大きく差がある」と言及した。フランス代表の若手選手にはレアル・マドリードなどビッグクラブからのオファーが殺到しているモナコのFWキリアン・ムバッペやドルトムントのMFウスマン・デンベレらがいる。
そして最後に「私たちが気をつけなければいけない大事なことは、イングランドが代表チームとして団結してきて、ピッチで効率的に動いてくるということだ」とイングランド戦についてコメントを残した。
デシャン監督率いるフランス代表は、13日に国際親善試合でイングランド代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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