2ゴールを挙げて勝利の立役者となったサンチェス [写真]=LatinContent/Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第12節が15日に行われ、チリ代表とウルグアイ代表が対戦した。
第11節を終えて勝ち点「17」で5位につけるチリと、同「20」で2位のウルグアイが激突。前節のコロンビア戦をスコアレスドローで終えたチリは今節、アルトゥーロ・ビダルやアレクシス・サンチェスらが先発メンバーに名を連ねた。前節途中で負傷交代を強いられたGKクラウディオ・ブラボも先発出場している。
対するウルグアイは、ディエゴ・ゴディンやエディンソン・カバーニ、ルイス・スアレスらが先発メンバーに名を連ねた。
均衡を破ったのはアウェーのウルグアイだった。16分、敵陣ペナルティーエリア手前でスアレスがボールを奪い、右前方へラストパス。エリア右側へ走り込んだカバーニが豪快に右足を振り抜き、強烈なシュートを突き刺した。
ホームで先制ゴールを許したチリも、前半アディショナルタイムに反撃。左サイド深くからのクロスにエドゥアルド・バルガスが反応し、ヘディングシュートをゴール左隅へ決めた。前半は1-1で終了した。
同点で迎えた後半、次のゴールはチリのものだった。60分、サンチェスが左サイドからのスローインを受けると、ボールを後方へ流して反転。ペナルティーエリアに差し掛かった位置で前を向くと、迷うことなく右足を振り抜く。強烈なボレーシュートがゴール左隅へ突き刺さった。
サンチェスの強烈なゴールで逆転に成功したチリは76分、1本のロングパスで最終ラインの背後へ抜けたサンチェスが相手DFと競り合いながらペナルティーエリアへ。最後は左足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。
チリが3-1とリードを広げた。2点ビハインドを負ったウルグアイは88分にPKを獲得。しかし、スアレスのシュートはGKブラボに防がれた。昨シーズンまでバルセロナでともにプレーした2人の対決は、チリの守護神に軍配が上がった。
試合は3-1で終了。チリがホームで逆転勝利を収め、勝ち点を「20」に伸ばして4位に浮上した。最終予選の次節は3月23日、アルゼンチンとのアウェーゲーム。一方のウルグアイは同日、ブラジルとのホームゲームに臨む。
【スコア】
チリ代表 3-1 ウルグアイ代表
【得点者】
0-1 16分 エディンソン・カバーニ(ウルグアイ代表)
1-1 45+2分 エドゥアルド・バルガス(チリ代表)
2-1 60分 アレクシス・サンチェス(チリ代表)
3-1 76分 アレクシス・サンチェス(チリ代表)
By サッカーキング編集部
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