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「美しい象徴となった」 W杯トロフィーをデザイン、彫刻家ガザニガ氏が死去

2016.11.01

1974年大会から使用されてきたW杯トロフィー [写真]=Getty Images

 ワールドカップ・トロフィーをデザインした彫刻家のシルヴィオ・ガザニガ氏が、ミラノの自宅で死去した。24日、FIFA(国際サッカー連盟)の公式HP『FIFA.com』が報じている。

 95歳で亡くなったガザニガ氏は、2代目のW杯トロフィーをデザイン。初代トロフィーの「ジュール・リメ・トロフィー」は1930年の第1回ワールドカップで生まれたが、1970年大会で3度目の優勝を果たしたブラジルが永遠に保管できることになった。これに際し、FIFAは新たなトロフィーのデザインを募集し、ガザニガ氏の案が採用され、1974年大会から現在まで使用されてきた。

 同氏のデザインしたトロフィーは、これまでにドイツが3度(西ドイツを含む)、ブラジルが2度掲げるなど、11大会で6カ国が手にしてきた。初代トロフィーとは違い、2代目のトロフィーはFIFAが所持しており、優勝国にはレプリカを授与されている。

 FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏は「シルヴィオ・ガザニガの死を知って、深い悲しみを覚えている。彼は(W杯の)トロフィーを作り、それは賞に値する美しい象徴となった。ワールドカップは選手たち、世界のサッカーを愛する人たちにとって、神秘的なものだ」と、ガザニガ氏の功績を称えた。

By サッカーキング編集部

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