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W杯出場枠が32から48へ拡張? FIFA会長「17年までに決める」

2016.10.04

W杯出場枠を「48」に増やす可能性を示唆したインファンティーノ会長 [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が、ワールドカップ本大会の出場国数を増やすという考えを展開している。イギリスメディア『BBC』や同『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じた。

 報道によると、インファンティーノ会長はW杯出場国数を現行の「32」から「48」へと拡張する意向を持っている。今年2月から会長を務めている同氏は「私は2026年のワールドカップに40カ国が出場するべきだと思っている。現状から8カ国が増えるわけだが、アフリカからは最低でも2カ国を新しく参加させるべきだ」との見解を明らかにしていたが、今回は40カ国よりもさらに出場枠を広げるアイデアを披露した形となった。

 インファンティーノ会長は「最適な解決策を見つけるためのアイデアで、今月中に議論を行う。2017年にはすべてを決めるつもりだ。どの形がベストなのか、見極めるためのアイデアの1つだ」とコメントしている。

 同会長が展開したアイデアによれば、48カ国が出場するワールドカップは、シードの16カ国がグループステージ(GS)から参加。残り32カ国がノックアウトラウンド1試合に臨み、勝者16カ国がGS進出を決める。シード国とノックアウトラウンド突破国、計32カ国でGSを実施するという意味では現行制度と同じ。とはいえ、ノックアウトラウンドで敗れた16ものチームが1試合のみで大会を後にすることとなる。

 インファンティーノ会長は「32チームが出場するW杯を続けることを意味しているが、48チームが“パーティ”に参加できるようになる。FIFAの考えは、世界中にサッカーを広めていくこと。W杯は最大のイベントであり、大会以上の存在だ。社会的なイベントなんだ」と語っている。

 出場枠の拡張は大会のレベルを低下させるとの意見もあり、反発は必至と考えられる。今後、どのような方針が採用されることになるだろうか。

By サッカーキング編集部

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