ファン・ハール監督の采配に否定的な立場を示したカンナヴァーロ氏 [写真]=Getty Images
元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ氏が、オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督について、ブラジル・ワールドカップ準々決勝コスタリカ戦での采配に不満を示している。
ブラジルメディア『グローボ・エスポルチ』のインタビューに答えたカンナヴァーロ氏は、PK戦直前にGKを交代させた同監督の采配に対し、「正直、全く好きにはなれない采配だ」とコメント。理由を、以下のように述べている。
「誰もが、ファン・ハールに熱狂し、魔術師のように思っていることだろうね。しかし、正GKに対して敬意を欠いているよ。一体、次の試合では誰が正GKを務めるというんだ。最後の砦となるGKが、監督から絶対の信頼を得ていない、と感じることを想像してみてほしい」
カンナヴァーロ氏は、2006年のドイツ・ワールドカップにイタリア代表のキャプテンとして出場し、優勝を経験。2010年の南アフリカ大会にも、同代表のキャプテンとして望んでいるが、グループリーグで敗退し、それと共に代表引退を表明。2011年に、UAEのアル・アハリで現役引退を発表した。