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コロンビアの敗退はミック・ジャガーの呪いだった!?

2014.07.07

[写真]=Marcello Casal Jr/Agencia Brasil

 その男が応援するサッカーチームは必ず負ける…。サッカー大国ブラジルでは、どんな幽霊よりも恐れられる(!?)存在「ペ・フリウ」。

 ペ・フリウとは、直訳すれば、寒い足。ブラジルでは、悪運をもたらす者、応援するチームに不幸をもたらす招かれざる応援者という、この上なき不名誉なレッテルだ。

 2010年のワールドカップで、合衆国、イングランド、アルゼンチン、そしてブラジルまで…応援、観戦したチームがことごとく敗退したことから、ミック・ジャガーはこの不名誉な呪われた男としてブラジルで名を馳せた。

 そして今大会でも、ミックの呪いの噂は再熱。またも、応援や勝利を公言した国のチームがことごとく敗退しているためだ。恐るべしミック・ジャガー。ネット上では心配し始めるブラジルのサポーターも現われていた。

 皆の希望はただひとつ。お願いだからブラジルを応援しないで!

 そして7月4日(金)、ブラジル対コロンビア戦。カステラォン・スタジアムのブラジル応援席にあったのは、コロンビア応援仕様のミックのパネル。魔除けならぬ、呪いのパネルだ。現地メディア(「EGO」7月5日づけ)には上記写真とは異なるパネルが紹介されているので、複数のパネルが持ち込まれたとみられる。

 スタジアムにサポーターが持ち込んだ肖像パネルといえば、ブラジル対チリ戦では、何人かのサポーターがブルーナ・マルケジーニのパネルを持ち込んで応援した。ネイマールの恋人ブルーナの場合はセレソンに勝利をもたらす女神としてパネルが持ち込まれたようだが、これとは正反対の扱いだ。

 パネルの効果があったかどうかは定かではないが、コロンビアは敗退した。ドイツ戦でもミックの活躍(!?)に期待するファンは少なくないかもしれない。

(記事/MEGA BRASIL、文/麻生雅人)

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