フランス撃破に自信を見せたドイツのレーヴ監督 [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップ準々決勝を翌日に控えた3日、ドイツ代表は試合会場となるマラカナンスタジアムで前日練習を行い、決勝トーナメント1回戦で負傷退場したシュコドラン・ムスタフィ以外の22選手が参加した。
その後、ヨアヒム・レーヴ監督は公式会見に出席したが、記者団の最大の関心事は、マッツ・フンメルスやトーマス・ミュラーに見られたインフルエンザの兆候がチーム内にどれだけ拡大しているかであった。
「昨日は、全選手の3分の1が喉の痛みを訴えていた。しかし、発熱の症状は今のところ誰にも見られないし、(ムスタフィ以外の)全員が今日のトレーニングに参加している。今晩のうちに新たな感染者が出ないことを願っている。マッツ・フンメルスの熱はもう下がったし、彼はもう元気になっている。明日の試合で出場は可能だ」
また同監督は、3日前に行われた決勝トーナメント1回戦のアルジェリア代表戦で大車輪の活躍を見せた守護神マヌエル・ノイアーについても言及している。
「アルジェリア戦のように、もしチームが前線からボールを奪いに行き、最終ラインを高く保つのであれば、ゴールキーパーはゴールラインの上に立っているだけではだめだ。ノイアーは完璧に仕事をやってのけたね。彼は特に相手のロングボールに対する感覚が優れている。ボールを扱う技術も非常に優れている。それゆえ、彼は高いリスクを負ってでも前に飛びだしてくることができるんだ」
今大会、パフォーマンスの低さに批判が集まっている同代表だが、会見の最後にレーヴ監督は勝利への自信を口にした。
「この大会における我々のパフォーマンスは確かに一定ではない。だが我々が倒してきた相手はいずれも、容易い相手ではなかった。サッカーの試合でトップコンディションを常に見せ続けるのはなかなか難しいことだ。ミスだって起こりうる。しかし我々はベスト8まで来た。そして明日ベスト4に勝ち進むのも我々だ」
4日の準々決勝で当たるフランス代表とは過去にワールドカップで3回対戦しているが、2勝1敗とドイツ代表が勝ち越している。