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セックス禁止令が出されたチーム、決勝トーナメント1回戦で姿を消す

2014.07.02

決勝トーナメント1回戦で敗退したチリ代表 [写真]=FIFA via Getty Images

 ブラジル・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦は、1日に全日程を終えた。ワールドカップ期間中、セックスを禁止した代表チームの全てが、ベスト16までで敗退している。アメリカ誌『タイム』が報じている。

 セックスの禁止を公にしているチームは、ロシア代表、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表、チリ代表、メキシコ代表となっている。ロシア代表とボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表は、グループリーグ敗退。チリ代表は決勝トーナメント1回戦で、ブラジル代表にPK戦の末敗れ、敗退。メキシコ代表も決勝トーナメントに進出したが1回戦で、惜しくもオランダ代表に2-1で敗戦している。

 同誌は、「もしコーチが、ワールドカップで成功するために特別な戦略を探しているなら、選手たちにセックスを禁止することは答えではない」としている。しかし、一方でセックスの許可を公にしているチームの中に、スペイン代表、イタリア代表、イングランド代表、オーストラリア代表といったグループリーグで敗退したチームや、ウルグアイ代表、スイス代表、アメリカ代表の決勝トーナメント1回戦で敗退したチームも含まれており、セックスとワールドカップでの勝利の間には相互関係はないことも、確かに認めている。

 オランダ代表とドイツ代表だけが、セックスを認めているチームの中でベスト8に進出。また、セックスに関して変わったルールを出しているチームは、比較的好調となっている。フランス代表は、「セックスは許可するが、一晩中行うのは禁止」というルール。ブラジル代表は、「セックスをしてもいいが、アクロバティックなセックスは禁止」と、サンバの国らしいルールが出されている。コスタリカ代表は、「決勝トーナメントに進出するまでセックスを禁止」とされていたことが、グループリーグで躍進した秘訣かもしれない。これらベスト8進出の3チームに加え、唯一決勝トーナメント1回戦で敗退したナイジェリア代表は、「妻はいいが、彼女とは寝てはいけない」と、かなり限定されたルールとなっていた。

 その他のベスト8進出を決めているチーム、アルゼンチン代表、コロンビア代表、ベルギー代表は、大会中のセックスについて公にはしていない。

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