決勝トーナメント初戦に向け、キャンプ地でトレーニングを行うドイツ代表ケディラ [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップを観戦するため現在ブラジルに滞在中である、ドイツ代表MFサミ・ケディラの両親が災難に見舞われていたことが分かった。29日、ドイツ紙『エクスプレス』が報じている。
同紙によると、事件は21日のグループリーグ第2戦、同代表対ガーナ代表が開催されたフォルタレサで起こった。
試合を観戦するため当地を訪れていたケディラの両親は、不注意にもホテルを出て辺りを散策していたという。すると突然バイクに乗った2人組の男達にピストルを突きつけられ、現金や携帯電話など金目の物を強奪されたとのことだ。
幸いにも両親に怪我はなかったが、犯人たちは彼らがホテルから出てくるのを目撃し、その後をつけてきて犯行に及んだと見られている。
ケディラの両親はその後、26日のグループリーグ第3戦、同代表対アメリカ代表の試合会場で、そして27日にキャンプ地カンポバイア付近でその姿が目撃されていることから、事件にもめげず今後もブラジルでの滞在を続ける見通しとのことだが、選手の家族といえども、警備のないところでは一般人と同じ。滞在中は十分注意が必要だ。
なおドイツサッカー連盟はこの件について、ノーコメントを貫いている。