ウルグアイ戦での敗戦に肩を落とすイングランド代表FWウェイン・ルーニー [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップで56年ぶりのグループステージ敗退を喫したイングランド代表が、イギリスの経済に大打撃をもたらす可能性が明らかとなった。イギリスメディアが報じている。
どの代表チームも敗退が決まれば自国でのワールドカップの視聴者数が減るため、必然的に広告会社が打撃を受けるほか、サッカーグッズの売上やアルコール消費量、ベッティング利用者なども激減することが予想されている。
ベッティング会社のラッドブロークスの調査によると、10人に1人の国民が敗退ショックから体調不良で仕事を休むことを予想しており、この数は約350万人にも上る計算となる。
特に店内でサッカーを放映する国内のパブは確実に打撃を被ることが見込まれており、英国ビールパブ協会によると売り上げはもちろんのこと、株価も約10パーセント落ち込むと予想している。
イングランドはワールドカップで2002年の日韓大会と2006年のドイツ大会で8強まで進出しており、当時の敗退直後の株価下落平均はそれぞれ2.2パーセントと0.4パーセントであったが、16強で敗退した2010年の南アフリカ大会では8パーセントだったという。