ドイツ代表合宿でシュヴァインシュタイガー(右)とともに笑顔を見せるポドルスキ(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
今シーズンは所属先のアーセナルでFAカップを獲得し、充実したシーズンを送ったドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ。28歳という選手として最も脂の乗った時期に迎えるブラジル・ワールドカップは、すでに自身3度目の本大会出場となる。
同選手はタイトル獲得に向けた熱い胸中を大衆紙『ビルト』に語っている。
「本大会の環境をめぐる議論については興味がない。スタジアムが完成したのか、気温が50~55度あるかなんていうのは、どうでもいい。俺はピッチの上に立ち、サッカーをするんだ。スタジアムに屋根がなくたって、何の問題もない。タイトルを取るためにプレーするだけだ」
かつて彼のポジションは、確約されていたも同然だった。しかし昨今は、チェルシーMFアンドレ・シュールレ、ドルトムントMFマルコ・ロイス、バイエルンMFマリオ・ゲッツェなど若手の台頭が著しく、左サイドハーフは激戦区となっている。だがポドルスキの自信は決して揺らぐことはない。
「ブラジルには休暇で行くんじゃない。戦うために行くんだ。俺はトップコンディションにある。けがや病気もしていない。全て上手くいっているし、自信を持っている。もちろん、もし監督が俺を使わなかったとしても、それは大きなことではないワールドカップに3回も出られることを誇りに思っているからね。経験も積んだ。持っているものを全て出し切るだけだよ。とにかく俺達の目的はタイトルを取ることだけなんだ!」