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スペイン代表、W杯へ中盤の席は狭き門…マタ「とても難しい」

2014.05.24

今冬にチェルシーからマンチェスター・Uに移籍したマタ [写真]=Getty Images

 マンチェスター・Uに所属し、ブラジル・ワールドカップに臨むスペイン代表候補30人に選出されているMFフアン・マタが地元紙『マルカ』のインタビューに応じ、23名のメンバー発表前の心境を率直に語っている。

 23名のワールドカップメンバーは25日に発表される。メンバー発表を待つマタは、しっかり睡眠をとれていると話すが「ナーバスにはなっていないけど、確かにワールドカップのメンバー発表は考えている。招集されたいと思っている」と、正直な気持ちを吐露。

 生まれ故郷のアストゥリアス州に帰郷していれば、代表発表の日曜日は祖父母の家にいるのがマタの習慣だ。メンバー入りか、もしくは落選か。その知らせをマタは祖父母の家で聞くことになる。

「とても難しいけど、23人のメンバーに入っていればとても嬉しい。歴史を作り続けようというグループだからね」

「リストに名前がなくても、フットボールは続くし、人生は止まらない。絶対に恨むこともない。自分をさらに向上させたいと思うよ。次にはユーロがあって、またワールドカップはやって来るんだから。人生では全てが起きる。いいこともあれば、その反対も起こる。リストに名前がなければ、バカンスに行き、代表チームを友だちといっしょに応援する。それも幸せなことだよ。

「リストに名前がなければ、その結果を尊重して受け入れることは明確だ。リストに入るのはとても難しい。ビセンテ(デル・ボスケ監督)にしても簡単に決断できることではない。招集リストを作るのはとても難しいことだよ」

 スペイン代表は誰が招集されてもおかしくないほどタレントが揃っている。特にマタのポジションである中盤の人材は豊富だ。その中で30人のメンバーに入るのは難しいことだとマタは自覚している。ただ彼もメンバー入りの自信がないわけでもない。

「個人的にはいい感触を掴んでいる。ゴールを決めたし、いいパフォーマンスを見せてシーズンを終えた」

 マタは本人が言うようにシーズン最後の6試合で6得点を記録している。シーズンの最後にコンディションが良く、結果を残している選手はシーズンの終わりを悲しがるが、今シーズンのマタもそんなひとりだった。

『マタはワールドカップに行くに値すると思うか?』と最後に改めて問われるとこう答えた。

「この質問を30人に聞けば、みんな同じことを言うだろう。すごく行きたいし、今僕はとてもいい時期を過ごしている」

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