2014.03.17

3月13日にサンパウロでワールドカップ抗議デモ起こる

2014年に入ってから、ワールドカップ反対をストレートに掲げたデモは1月25日、2月22日にも行われた。写真は2月22日、サンパウロ [写真]=Getty Images

 2014年もブラジル各地でさまざまなデモが行われているが、ワールドカップの出費に意義を唱えるデモが、1月25日と2月22日につづき、今月も3月13日(木)にサンパウロで行われた。

 デモにはフェイスブックの呼びかけで集まった1500人が参加して、逮捕者が5人でたほか、銀行やバンカ(路上のキオスク)が破損させられたと同日付け「ヴェージャ」(電子版)ほかが伝えている。

 この日のデモは、パウリスタ大通りを経て旧市街区まで向かった。行進には約1700~2300名(報道によって数字に幅がある)の軍警察が同行、日中は特に大きないざこざは起きなかったという。

 しかし、最近のデモでは、覆面をしたブラックブロックとよばれる者たちがデモに参加して、主に夜間に、本来のデモの趣旨には関係なくバンダリズモと呼ばれる破壊行為を行う事件が多発している。今回も、一部の暴徒によってサンパウロ美術館(MASP)の前あたりでバンコ・ド・ブラジル(ブラジル銀行)の入口とバンカが破壊されたという。

 デモの間、地下鉄の出入口扉は閉められ、ブラックブロックが警官に向かって火炎瓶を投げつける暴力行為も起きた。鉄球やパチンコを持っていた数名が逮捕されたという。「ヴェージャ」は、警察もヘリコプターを導入するなど警備を強化していたため、それ以上の破壊行為は起きなかった。前回のデモでは262人が逮捕されている。

 この日の午後、裁判所ではデモに覆面をして参加することを禁止する法案が話し合われた。また、ブラックブロック側の弁護士たちが軍警察が武器利用をしないように訴えていたが、この件は却下された。

 地下鉄のパライーゾ駅近く、サンパウロ大通りが終わる辺りでデモ行進は22時に終了した。

(記事/MEGA BRASIL、文/麻生雅人)

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