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ウルグアイ代表FWカバーニ、離婚手続きで代表戦欠場…母国へ往復2万2000キロ

2014.03.10

離婚手続きのため代表戦欠場を余儀なくされたカバーニ [写真]=Getty Images

 各国リーグ戦の合間に組み込まれた3月5日の国際マッチデーにて、南米各国の代表チームの多くは主力選手の大半がプレーするヨーロッパにてアウェー戦を行った。そんな中、今シーズン最後の代表戦を辞退してまで往復2万2000キロもの長距離移動を強いられた選手がいる。

 オーストリアで親善試合を行った代表チームには参加せず、一人パリからモンテビデオへ飛んだのはウルグアイ代表のFWエディンソン・カバーニ。とんぼ返りで帰国した理由は離婚調停手続きで、到着当日にはモンテビデオの家庭裁判所で7時間にわたり缶詰となり、翌日にはパリへとんぼ返りする慌ただしい滞在となった。

 2007年にスタートしたカバーニ夫妻の結婚生活は、本人いわく妻マリア・ソレダ・カブリスが第2子ルーカス君の出産を間近に控えた一昨年末に破局を迎えた。その後始まった離婚調停ではカバーニが総額1200万ユーロ(約17億円)もの財産分与を求められていることが話題になり、一部メディアはパリ・サンジェルマンへ移籍したのも1000万ユーロ(約14億円)と言われる高額年俸をその支払いに当てるためではないかと推測していた。

 なお今回の帰国に際し、カバーニは母国のメディアに対して次のようにコメントしている。

「プライベートの事情により、このタイミングで帰国しなければならなかった。できる限りサッカーの活動に影響を及ぼさないよう務めたい。チームは監督スタッフも含めて理解を示してくれた。今の自分にとって彼らのサポートはとても重要なんだ」

 当落線上の選手ならまだしも、ウルグアイの中心選手である彼のワールドカップ出場が今回の代表辞退によって危ぶまれる心配はない。また今後も頻繁に裁判所へ出頭する必要があるようだが、さすがにワールドカップ中に呼び出しを受けるようなことはないだろう。

文=工藤 拓

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