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日本代表のベースキャンプが置かれるイトゥは、オブジェもハンバーガーも巨大。なんでも巨大な謎の街!?

マトリス広場にあるイトゥ市名物、巨大オレリャオン。市の要請を受けて作ったのはテレフォニカ社。2012年にVivoのカラーである紫色のカバーでリニューアルされた。 [写真]=Cesar e Camilla

 日本代表がベースキャンプに選んだ場所は、サンパウロ市内から車で約1時間15分のとことにあるイトゥ市。このちょっぴり発音しにくいイトゥ市は、ブラジルの中で「大げさな街」として有名である。その理由は、この街には、極端にサイズがデカいものが多いから。

 有名なのは、オレリャォンと呼ばれる公衆電話。ブラジル中のどの町にもある、ヘルメット状のカバーで保護されている公衆電話は、普通のサイズは高さ約1m80cm。ところがイトゥには、高さ約7mのオレリャォンがある。そんな、実際には使えない、なんでこんなモノ作ったの? とツッコミたくなる巨大なものが、この街にはたくさんあるのだ。

 イトゥがなぜ「大げさな街」となったのか。同市で発行されている地元の雑誌「ヘジオナウ」誌、2014年1月号で市の由来が掲載されていたので、紹介しよう。

 理由は1960年代までさかのぼる。当時、イトゥ市出身のコメディアン、通称シンプリシオ(フランシスコ・フラヴィアーノ・ヂ・アウメイダ)が、人気コメディ番組「A Prac,a da Alegria(陽気な広場)」の中で、「イトゥに247階建てのビルが建ったんだ」など“オラが街にはでっかいものがある”と、常に大ボラを吹くというキャラを演じていたことに由来するのだという。

 1970年代になると、シンプリリオのホラ話が広く流行するにつれ、それまで単なる地方都市に過ぎなかったイトゥに観光客がやってくるようになったという。週末には3000~5000人が街を訪ねてくるようになったという。

 観光客が来るようになった市では、商店などが番組人気に便乗して、ホラ話に出てくるようなサイズの大きいモノを本当に作っておみやげとして売ったり人集めに利用したりしはじめたという。

 今日では、ハンマー、鉛筆、定規、お金の模型など、市の中心にあるマトリス広場のお土産物屋を中心に、約200以上の巨大グッズが売られているそうだ。お土産モノだけではない。「オ・コミラォン(大食い)」というレストランには、巨大なホットドッグやハンバーガーもある。

 また、「Itu.com」によると、2012年には「プラッサ・ドス・エザジェロス(大げさ広場)」も完成。ここには、数々の動物や昆虫、コカ・コーラの瓶、そしてシンプリシオ(フランシスコ・フラヴィアーノ・ヂ・アウメイダ)の巨大人形が設置されている。公園は朝9時から夕方17時まで開園で、月曜は休みとのこと。

 さらに、イトゥ市には“誇張”ではなく、本当に大きいものもあるという。

 街の有名人ダニーロ・フェルナンデス・ヂ・リマ君(25歳)。ダニーロ君は1m86cmという長身ゆえに、市の観光局と協力して、旅行者に観光案内やをしたり、イベントで活躍しているという。ちなみに、そんな彼の通称は「オ・ガロチーニョ(小さな男の子)」!

 日本代表の他に、ロシア代表もイトゥ市に拠点を置くと発表している。なんだか面白そうな街、イトゥ市へ日本チームを応援しに行ってみませんか?

(記事/MEGA BRASIL、文/Masao Asano)

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