ウルグアイ代表、ビエルサ氏との交渉は大詰め…“エル・ロコ”の就任が間近に迫る！

　ウルグアイ代表は、マルセロ・ビエルサ氏の就任が間近に迫っているようだ。6日、ウルグアイメディア『FootballUy』が報じている。

　FIFAワールドカップカタール2022でグループステージ敗退の屈辱を味わったウルグアイ代表は、本大会終了後にディエゴ・アロンソ前監督の退任を発表。ウルグアイサッカー協会（AUF）は3年後のFIFAワールドカップ2026を見据えて、後任選定には慎重を期しており、今年3月のW杯後初となるインターナショナルマッチウィークではU－20ウルグアイ代表を率いるマルセロ・ブロリ氏が、暫定的に指揮を取っていた。

　かねてから、新監督招へいに向けてビエルサ氏との交渉を開始していることが報じられていたが、ついに局面も大詰めの模様。『FootballUy』によると、AUFのガストン・テアルディ副会長は「すべてが決まったわけでない」としつつも、ビエルサ氏との合意が近づいていることを認めたという。2026年のW杯後までの契約となり、6月のインターナショナルマッチウィークが初陣となるようだ。

　1955年7月7日生まれのビエルサ氏は現在67歳。これまでにアスレティック・ビルバオやアルゼンチン代表、チリ代表などの監督を歴任してきた。昨夏にはアスレティック・ビルバオの会長選挙に出馬したイニャキ・アレチャバレタ氏が、公約として同氏の招へいを掲げていたものの、ホン・ウリアルテ現会長に敗北。結局、9年ぶりの“ロス・レオネス”復帰は叶わなかった。

　昨夏のアスレティック・ビルバオ会長選挙の公約に伴い、ラ・リーガ全380試合を分析したことを明かすなど、フットボールへの情熱は衰え知らずの老将。果たして、“エル・ロコ”が手掛けるウルグアイ代表を見ることはできるのだろうか。