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負傷でW杯を逃し「大泣きした」…ロ・チェルソ「人生はサッカーのようなもの。リベンジできる」

2023.03.29

キュラソー戦ではメッシ(右)に2アシストしたロ・チェルソ(左) [写真]=Getty Images

 アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソ(ビジャレアル/スペイン)が、負傷によってFIFAワールドカップカタール2022への出場を逃した心境と、大ケガを乗り越えて再び代表チームに戻ってきたことへの喜びを明かした。アルゼンチンサッカー協会(AFA)の公式Twitterが同選手のコメントを伝えている。

 ロ・チェルソはリオネル・スカローニ監督率いるアルゼンチン代表において欠かせない中盤に君臨。コパ・アメリカ2021では6試合に出場して母国の優勝に貢献すると、南米予選でも主軸の1人として活躍を続けた。だが、ロ・チェルソはカタールW杯まで残りわずかとなったタイミングで不運に見舞われる。昨年10月30日に行われたラ・リーガ第12節のアスレティック・ビルバオ戦で筋肉系のトラブルに見舞われ、前半25分に負傷交代。手術に踏み切ることが決定し、W杯出場を逃がすことが決まった。

 チームがカタールの地で9大会ぶり3度目の世界王者に輝く中、ロ・チェルソも懸命にリハビリに励んだ。こうして迎えた3月4日、ラ・リーガ第24節のアルメリア戦で試合終了間際に途中出場し、念願の実戦復帰。3月のインターナショナルマッチウィークではアルゼンチン代表にも帰還し、28日に行われたキュラソー代表との一戦ではスタメン出場を飾った。20分にはリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)の記念すべき代表通算100ゴール目をアシストすると、4点をリードして迎えた37分にもメッシのハットトリック達成となるゴールをお膳立て。67分までプレーし、7-0での勝利に貢献した。

 試合後、ロ・チェルソは「再びこのユニフォームを着て、ピッチでチームメイトと楽しめるのは本当に感動的な瞬間だ。このチームの仲間たちと共にできるだけ楽しもうと思っていた」と率直な想いを告白。「このスタジアムに足を踏み入れた瞬間から、本当に感動的だった。ワールドカップに出られないと知った時は、閉じこもり大泣きしたんだ。だが、人生には奪われるのもがあれば与えられるものもある。娘の誕生にも立ち会うことができた」と続け、気持ちを切り替えて努力し、再びアルゼンチン代表に戻って来られたことを喜んだ。

「人生はサッカーのようなもの。常にリベンジのチャンスが与えられている。手術を回避し、ワールドカップに出場するためにあらゆる手を尽くしたが、それは不可能だった。だから僕は気持ちを切り替えて、新たな1ページをめくる必要があったんだ。またここに来れたことは本当に嬉しいし、改めてコーチングスタッフとチームメイトに感謝したい」

By サッカーキング編集部

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