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ニューヨーク・コスモスでペレ氏と共闘…“皇帝”ベッケンバウアー氏「唯一無二の友人を失った」

2022.12.30

ニューヨーク・コスモスで共闘した両者 [写真]=Bongarts via Getty Images

 かつてブラジル代表を3度のFIFAワールドカップ制覇に導いた“ペレ”ことエドソン・アランテス・ド・ナシメント氏が、多臓器不全で29日に亡くなった。82歳だった。ペレ氏の訃報を受けて、元ドイツ代表DFフランツ・ベッケンバウアー氏が自身の公式SNSを通じてコメントを発表した。

 ペレ氏はがんの進行や腎臓と心臓の問題で11月末からサンパウロの病院に入院し、闘病生活を送っていた。12月21日には容態が悪化していることが病院から公表されており、29日に息を引き取った。

 数々の伝説を残した”サッカーの王様”の訃報に多くのサッカー選手が哀悼の意を表す中、“皇帝”も自身の公式Instagram(@franzbeckenbauer)を通してコメントを発表。ベッケンバウアー氏は1977年に北米サッカーリーグ(当時)のニューヨーク・コスモスに完全移籍し、同年限りでの現役引退を表明していたペレ氏とともにプレー。サッカーボウル(北米リーグ王者決定戦)で優勝を成し遂げていた。

 ベッケンバウアー氏はペレ氏とともにプレーしている現役時代の画像と、引退後に笑顔で顔を合わせる画像を投稿。以下のようにメッセージを綴り、ペレ氏の偉大な功績に敬意を表した。

「今日、サッカーはその歴史において最も偉大な人物を失った。そして、私は唯一無二の友人を失った。トレス・コラソンイスに生まれたペレはサッカー、家族、そしてすべての人々に対して3つの心を持っていた。スター選手として振る舞いながらも、常に地に足をつけていた人物だった」

「1977年、私はアメリカに渡った。ニューヨーク・コスモスでペレと共にプレーがしたいと心から思ったからだ。彼と共に時間を過ごし、一緒にプレーした時間は、私のキャリアの中で最も素晴らしい経験の1つとなった。北米王者に輝いた後、ペレは私のことを弟と呼んでくれた。私にとって、それは想像を絶するほどの名誉だった」

「サッカーはいつだってあなたのためのものだ。あなたはいつもここにいる。あなたのプレーした時間に感謝します。オ・レイ(王様)!」

By サッカーキング編集部

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