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異例尽くし…リーベル、南米王者決定戦のスペイン開催を拒否する声明を発表

2018.12.02

いつどこで試合は行われるのだろうか… [写真]=Getty Images

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝は異例尽くし。第2戦が2度の延期を経て国外開催、というだけでも異例だったが、さらに国外開催の件をクラブが拒否する事態となった。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 リーベルとボカ・ジュニオルスのスーペルクラシコとなった南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝。ボカのホームで行われたファーストレグは2-2で無事終了したが、第2戦は未だ行われていない。

 先月24日に第2戦は開催されるはずだったが、リーベルのサポーターがボカのチームバスを襲撃し、負傷者が出る事態が発生。そのため、試合は翌日の25日に延期されることとなったが、25日も再び同様の事件が起き再び延期となっていた。

 そして11月30日、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が、12月9日にスペインのマドリードにあるレアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで第2戦を開催することを発表。これで一件落着かのように見えた。

 しかし12月1日、リーベルがサンティアゴ・ベルナベウでの第2戦開催を拒否する公式声明を発表した。

 リーベルの声明によると、理由は3点。1点目は、チケット購入者に対して不誠実であること、2点目は、アルゼンチンサッカーにおいて最も重要なゲームを他国で行うことが理解できないこと、3点目は、暴力的なグループが我が国のスーペルクラシコを妨げることを許してはいけないこと、としている。

 なお、コパ・リベルタドーレスの優勝クラブは南米王者としてクラブワールドカップに出場する予定。南米王者の初戦は12月18日となっており、あまり時間は残されていない。

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