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テベスが圧巻の2ゴール ボカ、“スーペルクラシコ”制してリーグ首位へ

2016.12.12

2ゴールで勝利に貢献したテベス(右端) [写真]=Getty Images

 9から12日にかけて行われた2016-17シーズンのアルゼンチン1部リーグ第13節。首都ブエノスアイレスで開催されたリーベル・プレートボカ・ジュニオルスによる“スーペルクラシコ”は、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスの2ゴールなどでボカ・ジュニオルスが勝利を収めた。

スーペルクラシコに臨んだFWテベス [写真]=Getty Images

スーペルクラシコに臨んだFWテベス [写真]=Getty Images

 試合は敵地に乗り込んだボカ・ジュニオルスが14分に先制。中盤でボールを持ったテベスが右サイドからドリブルで中央へ切れ込みながら前進すると、相手を引きつけて前線にパス。エリア手前でトラップしたFWワルテル・ボウが、右足でゴール右隅に流し込んだ。

 ところが、リーベル・プレートは前半のうちに逆転する。まず34分にDFヒノ・ペルッシがクリアしたボールをFWセバスティアン・ドリウッシが右足ボレーでゴールネットに突き刺すと、その6分後にはDFホルヘ・モレイラのアーリークロスにFWルーカス・アラーリオが頭で合わせて2-1 とした。

 それでも後半は、ボカ・ジュニオルスのゴールショーとなった。まずは62分、ダイレクトパスで最終ラインの裏へ抜け出したテベスがボールを追いかけると、エリアから飛び出してクリアを試みたGKバタージャがボールのバウンドに対応できずクリアミス。テベスは自らの腰に当たって転がったボールを、無人のゴールに流し込んだ。

 2-2のまま迎えた終盤、81分に途中出場のFWリカルド・セントゥリオンがドリブルで崩してFWクリスティアン・パボンにパスを出すと、パボンは左にいたテベスの足元へパス。テベスはエリア手前から、右足で狙いすましたシュートをゴール左上に決め、形勢をひっくり返した。

 ボカ・ジュニオルスがトドメのゴールを決めたのは後半アディショナルタイム。GKアクセル・ウェメルのゴールキックが相手DFジョナタン・マイダーナの頭に当たって最終ラインの裏へ落ちると、オフサイドすれすれで抜け出したセントゥリオンが前進。エリアから飛び出したキーパーを欺くループシュートを放ったセントゥリオンは、ゴール前でバウンドしたボールに追いつきヘディングでゴールに押し込んだ。

 セントゥリオンのゴールが決まった時、あごに手をあて憮然とした表情のマルセーロ・ガジャルド監督を尻目に、ボカ・ジュニオルスのギジェルモ・バロシュケロット監督は人目をはばからず飛び跳ねて勝利を確信していた。

勝利を喜ぶバロシュケロット監督(右) [写真]=Getty Images

勝利を喜ぶバロシュケロット監督(右) [写真]=Getty Images

 敗れたリーベル・プレートは11位に転落した一方、勝ったボカ・ジュニオルスは首位に浮上した。

(記事提供/Cartao Amarelo)

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