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ロシアサッカー連合、UEFA脱退の決議を延期「AFC加盟に向けた更なる協議が必要」

2022.12.27

UEFAからAFCへの転籍が報じられている [写真]=Getty Images

 ロシアサッカー連合(RFS)が、欧州サッカー連盟(UEFA)の脱退に関する決議を延期した。ロシアメディア『スポルト・エクスプレス』などが報じた。

 今年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、ロシアのチームは国際サッカー連盟(FIFA)および欧州サッカー連盟(UEFA)によって国際サッカーから締め出されている。代表チームはFIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフ、2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ、EURO2024予選、女子EURO2022の出場資格をはく奪された。また、クラブチームはUEFAが主催するチャンピオンズリーグなどへの出場権を失い、昨季のヨーロッパリーグではスパルタク・モスクワがラウンド16で不戦敗となっていた。

 RFSは国際競争力の低下を恐れ、UEFA脱退およびアジアサッカー連盟(AFC)への転籍を議論。27日に行われたビデオ会議においてUEFA脱退が決議される予定だったが、結論は先延ばしとなった。RFSは延期の理由について「ロシアのAFC加盟に向けた更なる協議が必要である」と説明し、「12月31日までに投票が行われる見込み」だと明かしている。

 ロシアの転籍にはAFC加盟国の過半数以上の賛成が必要となるが、アジアには親露の国も多く存在しており、ロシアのAFC加入が認められる可能性は低くない。なお、過去にはイスラエルやカザフスタンがAFCからUEFAへ、オーストラリアがオセアニアサッカー連盟からAFCに転籍した事例がある。

By サッカーキング編集部

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