キャンプ不参加となったジューバ [写真]=Getty Images
ロシア代表のキャプテンを務めるFWアルテム・ジューバ(ゼニト)が、代表合宿に参加しない理由を説明した。15日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)は共同でロシア代表チームとロシアの全クラブを全大会で出場停止処分とすることを決定。これにより、FIFAワールドカップカタール2022欧州プレーオフに出場することができなくなった同代表は、21日から27日にかけてモスクワでトレーニングキャンプを実施することを発表している。
しかし、トレーニングに参加するメンバーに主将の名前はなく、ロシア代表のヴァレリー・カルビン監督はその理由ついて、母親がロシア人で父親がウクライナ人であるジューバはウクライナにも親戚がいることから、ウクライナ情勢を考えて招集をしないよう同選手から伝えられたことを明かしていた。
キャンプ参加を断ったことで注目が集まっているジューバだが、「誤解があったと思う。ヴァレリーが僕のことを正しく理解していなかったのか、僕の言葉が誤解させてしまった」とウクライナ情勢を受けてキャンプ不参加を決めたのは誤解であることを強調した。
「家族の問題と関係はあるが、詳細について語るつもりはない。現時点で僕は家族と一緒に時間を過ごしたかった。ロシアのチームには合流しないが、それは政治的な側面によるものではない」
By サッカーキング編集部
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