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東京五輪、海外からの観客受け入れを断念…IOCバッハ会長「第一の原則は安全」

2021.03.20

東京五輪が海外からの観客受け入れ断念 [写真]=Getty Images

 今夏に行われる東京2020オリンピックおよび東京2020パラリンピックは、海外からの観客の受け入れを断念して行われることになった。20日、大会公式サイトおよびオリンピックの公式サイトが伝えた。

 20日、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京都、東京2020組織委員会、日本政府はリモートによる協議を実施した。日本側は、現在の世界における新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、「東京2020大会における海外観客の日本への受け入れは断念する」という結論をIOCとIPCに報告。IOCとIPCは、すべての参加者にとって安全最優先な大会とする方針に則り、また、日本側に配慮し、この結論を尊重して受け入れることを表明した。

 オリンピックは7月23日に開会し、8月8日に閉会。サッカー競技は開会式に先駆けて始まり、女子が7月21日から8月6日にかけて、男子が7月22日から8月7日にかけて行われる。パラリンピックは8月24日から9月5日にかけて行われ、5人制サッカー(男子)は8月29日〜9月4日のスケジュールを予定している。

 IOCのトーマス・バッハ会長は発表に際し、オリンピックの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「世界中の熱狂的なオリンピックファンの皆様、そしてもちろん、大会にお越しになる予定だった選手のご家族やご友人の皆様の落胆を共有しています。このことについては、本当に申し訳なく思っており、皆さんに大きな犠牲を強いることは承知しています。私たちは、このパンデミックが始まった当初から、犠牲を払わなければならないと言ってきました」

「しかし、第一の原則は安全であるとも言ってきました。すべての決定は、安全第一という原則を尊重しなければなりません。日本のパートナーや友人たちがこの結論を軽々しく出したわけではないことは承知しています。IOCの最優先事項は、昔も今も、そしてこれからも、すべての人にとって安全なオリンピック・パラリンピック大会を開催することです。私たちは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を大成功させるために、日本のパートナーや友人たちの側に立って、肩を並べています」

「世界中のファンの皆様に、オリンピックの精神を体験していただけるよう、放映権をお持ちの放送局の皆様とともに、あらゆる努力をしてまいります。このようにして、オリンピック・パラリンピック競技大会東京2020は、トンネルの終わりの光となり、パンデミックを克服するための平和、連帯、人類の回復力を安全に示すものとなるでしょう」

By サッカーキング編集部

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