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土壇場でアントニー引き抜かれたアヤックスTD「マンUのタイミングはとても悪かった」

2022.09.06

デビュー戦で早速活躍したアントニー [写真]=Getty Images

 アヤックスのヘリー・ハムストラTD(テクニカル・ディレクター)が、ブラジル代表FWアントニーのマンチェスター・U移籍を振り返った。6日にイギリス紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース』が伝えた。

 アヤックスは今夏、エリック・テン・ハフ監督、アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス、アントニーの3人をマンチェスター・Uに引き抜かれる格好に。テン・ハフ監督とマルティネスは新シーズン開幕前に決まったため代役を立てることができたが、アントニーは今夏の移籍市場が締め切られる直前に移籍が決定。アヤックスはセビージャからアルゼンチン代表MFルーカス・オカンポスをレンタルしてウィンガーは補充したものの、タイプが異なるアントニーの穴をどこまで埋められるかは未知数だ。

 移籍金9500万ユーロ(約132億円)+ボーナス500万ユーロ(約7億円)と引き換えにアントニーを失ったハムストラTDは、オランダ紙『De Telegraaf』に対し、「マンチェスター・Uのタイミングはとても悪かった」とコメント。「アヤックスではすでに多くのトップクラスの選手が退団し、チームの再構築が行われていたため、(移籍市場の)最後の数日間はさらに慌ただしくなっていた」と振り返り、アントニーの放出が本意ではなかったことを認めた。

「私たちの監督に“空白”を残したままにするのはとても辛いことだった。スタメンで出ている選手を多く失いすぎたと、みんなが思っている。私たちは、まったく異なる期待をもってこの夏を迎えた。チャンピオンズリーグで活躍できるように、そして成功を続けられるように、できる限りグループを維持したかったんだ」

「アルフレト(スフリューデル監督)ともそういう話をした。もちろん、いくつかの障害があることは承知していたが、これほど巨額の移籍金で選手が買われるとは誰も予想していなかった」

 なお、アントニーは4日に行われたプレミアリーグ第6節アーセナル戦で早速先発出場し、いきなり先制ゴールを記録。3-1で勝利したマンチェスター・Uは4連勝を果たした。

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