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元オランダ代表FWカイト氏、オランダ2部で監督に…トップチームの指揮官は初

2022.06.03

元オランダ代表のカイト氏 [写真]=Bongarts via Getty Images

 ADOデン・ハーグは6月2日、新監督にディルク・カイト氏が就任することを発表した。契約期間は1年間となっており、延長オプションも付随している。

 カイト氏は現役時代、フェイエノールト、リヴァプール、フェネルバフチェなどのクラブでプレーした。得点力だけでなく豊富な運動量が持ち味の選手で、6シーズンに渡って在籍したリヴァプール時代には、センターフォワードだけでなくサイドアタッカーとしても新境地を開拓。公式戦通算で285試合出場71ゴールを記録している。オランダ代表としても国際Aマッチ通算104試合に出場し23得点を挙げ、2010FIFAワールドカップ南アフリカでは同国代表の決勝進出に大きく貢献した。FIFAワールドカップには3回出場している。

 2016-2017シーズンにフェイエノールトで18年ぶりとなるエールディビジ制覇を果たし、同シーズン限りで現役を引退。指導者転身後は、アマチュアクラブでアシスタントコーチを務めた後、フェイエノールトのU-19チームで監督を務めていた。これまでにトップチームを率いた経験はなく、今回が初挑戦となる。

 カイトはクラブ公式HP上にて「ADOデン・ハーグという素晴らしいクラブで、監督として新たな挑戦を始められることを非常に嬉しく思っている。クラブが温かく迎えてくれたこと、そして私への信頼に感謝の言葉を伝えたい。クラブの目標や野心は非常に魅力に溢れるものだ。クラブの皆と一緒に、その野望を確実に実現していきたい」と意気込みを語った。

 ADOデン・ハーグは現在エールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)に所属しており、2021-22シーズンのリーグ戦を4位でフィニッシュ。プレーオフ決勝戦ではPK戦の末に敗れ、来季も2部で戦うことが決まっていた。

 
 

By サッカーキング編集部

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