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PK戦にもつれた激闘はアメリカに軍配! オランダはエースが大会10点目記録もW杯決勝のリベンジならず

2021.07.30

PK戦を制し、抱き合うアメリカの選手たち [写真]=Getty Images

 東京オリンピック準々決勝が30日に行われ、オランダ女子代表とアメリカ女子代表が対戦した。

 グループFを2勝1分で首位通過したオランダと、グループGを1勝1分1敗の2位で通過したアメリカ。2019年ワールドカップ決勝で対戦した両国の一戦はオランダが先制点を獲得する。18分、右クロスからゴール前で混戦になるとゴールに背を向けた状態から巧みに反転したフィフィアネ・ミデマーがゴール左へ決めた。

 序盤から惜しいシーンを作りつつ、先行されたアメリカは28分、右サイドのリン・ウィリアムズからのクロスにサマンサ・メウィスがダイビングヘッドで飛び込み同点とすると、31分にはCKからのゴール前の混戦をリン・ウィリアムズが押し込んで、逆転に成功する。

 後半に入って54分、オランダが同点に。ミデマーがペナルティエリアのラインをなぞるように左から中央へ運ぶと、右足でのシュートがゴール左隅へ決まった。得点ランキングトップを走るミデマーは今大会4試合で10得点目。終盤に入った81分にはペナルティエリア内でリネト・ベーレンスタインが倒されてオランダがPKを獲得し、勝ち越しの大きなチャンスを得たが、リーケ・マルテンスのキックはGKアリッサ・ネイハーが見事にストップした。

 延長に入って94分、セットプレーの流れからオランダはネットを揺らしたが、オフサイドの判定で認められず。104分にはミデマーが右クロスを強烈なヘッドで合わせたが、GKネイハーが弾き出した。アメリカも109分、クリステン・プレスがロングボールをうまく受けてGKとの1対1を制したが、こちらもオフサイドでノーゴールに。113分にはミーガン・ラピノーのスルーパスに抜けたアレックス・モーガンが決めたがこれもオフサイド。120分で決着つかず、PK戦へと突入する。

 先攻のオランダは1人目と4人目のキックをGKネイハーが見事な読みでストップ。アメリカは4人全員が決めて、準決勝進出を決めた。

 準決勝は8月2日に行われ、アメリカはカナダと対戦する。

【スコア】
オランダ女子代表 2-2(PK 2-4) アメリカ女子代表

【得点者】
1-0 18分 フィフィアネ・ミデマー(オランダ)
1-1 28分 サマンサ・メウィス(アメリカ)
1-2 31分 リン・ウィリアムズ(アメリカ)
2-2 54分 フィフィアネ・ミデマー(オランダ)

By サッカーキング編集部

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