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堂安がオランダで入団会見「ELやCLも狙える」…活躍次第で3年契約締結へ

2017.06.30

フローニンゲンに移籍した堂安律 [写真]=Getty Images

 フローニンゲンに移籍したMF堂安律が29日、現地で入団記者会見に出席。名前入りユニフォームも披露され、背番号は「25」に決まっている。クラブ公式サイトが伝えた。

「こんにちは。リツ・ドウアンです。僕はフローニンガー(フローニンゲンの人)です!」と、堂安はオランダ語での挨拶で場を沸かせ、「自分の特徴はゴールを取るプレー」とアピールした。

 堂安は2018年6月30日までのレンタル移籍でフローニンゲンに加入。だが、同席したディレクターのハンス・ナイラント氏は買い取りオプション付きだと明かし、パフォーマンス次第だが、すでに3年間の新契約も用意しているという。

 さらに、ナイラント氏は「2016年10月のバーレーンでの試合(AFC U-19選手権)でスカウトがリツを見つけて、そこから追っていた。2017年5月の韓国でのU-20ワールドカップもスカウトが現地で見ていた。時間をかけて、精密に準備をして移籍の合意に至った」と移籍の経緯を説明した。

 また、テクニカル・マネージャーのピーター・イェルツマ氏は同選手について、「テクニックがあり、得点につなげる能力を持っていて、ドリブルの能力も高い。自由な発想で自由な動きができるのが彼の強みだ」と評価。「19歳だけど、クオリティの高い選手。攻撃的MFだが、FWでも使える。攻撃的なチームで活躍してもらいたい」と期待を寄せた。

 堂安はオランダの強豪クラブからの注目も集めていたようで、イェルツマ氏は「アヤックスやPSVも関心をもっていたようだが、最終的にフローニンゲンに決まったことを誇りに思う」と明かしている。

 それでも、同選手は「(ルイス・)スアレスや(アリエン・)ロッベンといったビッグプレイヤーを輩出していることが大きかったですし、もうすこし順位を上げればヨーロッパリーグ(EL)やチャンピオンズリーグ(CL)も狙えるチームだと思ったので決めました」とフローニンゲンを選んだ理由を説明。さらに、「一番移籍したいと思った理由は2人の熱意を感じたので、一番の決め手はそこです」とナイラント氏とイェルツマ氏の“熱意”が最大の要因だったという。

 フローニンゲンは、8月13日に行われる2017-18シーズンのエールディヴィジ開幕節でMF小林祐希の所属するヘーレンフェーンをホームに迎える。堂安は「そこで活躍できるように、まずはしっかり準備していきたい」と意気込み、「たくさんのお客さんが来てくれたら嬉しいですし、日本からも来てくれたらなと思っています」と呼びかけた。

 なお、会見は終始歓迎ムードで行われていた。クラブは堂安を紹介するため、ガンバ大阪やFIFA U-20ワールドカップ韓国2017での活躍をまとめた映像を用意。さらにサポータークラブの会長も登場し、「とてもいい決断をしてくれて、チームに来てくれて嬉しいです」とコメント。サポーターからのプレゼントとして、漢字で「歓迎」の文字が入った写真が贈られていた。

By サッカーキング編集部

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