ミラン、プリシッチ獲得が間近に…移籍金約31億円でチェルシーと合意か

　ミランは、チェルシーに所属するアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチの獲得に近づいているようだ。7日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。

　報道によると、ミランは移籍金2000万ユーロ（約31億円）にボーナスを加えた条件でチェルシーとクラブ間合意に達したようだ。なお、まだ契約の詳細を詰める必要があり、移籍成立は来週以降になる見込みだという。

　現在24歳のプリシッチは、ドルトムントの下部組織出身。2016年1月に17歳でトップチームデビューを果たし、同クラブで公式戦通算127試合に出場した。

　2019年に移籍金6400万ユーロ（約100億円）でチェルシーに完全移籍。ここまでは公式戦通算145試合の出場で26ゴールを記録している。しかし、加入後は度重なる負傷に悩まされており、2022－23シーズンはケガの影響もあって1ゴール2アシストにとどまった。

　チェルシーとの現行契約は残り1年。プリシッチ本人が今夏の移籍を熱望し、チェルシーとしても来夏のフリー移籍を避けたいことから、今夏の退団は濃厚と見られていた。プリシッチの獲得にはリヨンなども関心を示していたようだが、すでに個人合意も取り付けている“ロッソネロ”が争奪戦を制すことになりそうだ。