悔しさを滲ませたスパレッティ監督 [写真]=Getty Images
ナポリを率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、18日に行われたセリエA第33節ローマ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。
セリエA第32節終了時点で勝ち点「66」で3位につけるナポリは18日に行われた第33節でローマと対戦。1989-90シーズン以来のスクデット戴冠を目指すナポリは11分、FWロレンツォ・インシーニェがPKを決めて先制に成功すると、1-0のまま試合は後半アディショナルタイムを迎えた。しかし、勝利が目前に迫ったナポリは土壇場で失点を許して、1-1で終了。同節で勝利した首位ミランと勝ち点差が「4」に、2位につけるインテルとは勝ち点差が「2」に広がった。
終了間際に同点ゴールを許して、手中に収めていた勝ち点3がこぼれ落ちたナポリ。手痛い引き分けに終わり、優勝戦線から一歩後退したことについて、スパレッティ監督は「試合のほどんどの時間、よくやったと思う。トップチームとの対戦だったけど、私が期待していたような形で試合を終えることができなかったから、苦い思いで帰ることになった」と吐露。続けて「今シーズンは『いいサッカーができた』と言っておきながら、行ったり来たりしているのは明らかだ。今日の結果は、タイトルを目指す上でマイナスに働くと思うけど、試合に対する姿勢は評価に値する。最後は絶対に踏ん張るべきだったけど」と痛恨の失点に臍を噛んだ。
またスパレッティ監督は「あの失点は簡単に避けられたはず。ピッチ上にはフレッシュな選手がいたのに、何かがうまくいかなかった。ボールをスムーズに動かすことが出来てなかったけど、ポジショニングは的確だった。ロボツカの(負傷)交代で試合の流れが変わったのかもしれない」と57分に負傷交代を強いられたMFスタニスラフ・ロボツカの不在が遠因となった可能性があると口にした。
By サッカーキング編集部
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