モウリーニョ監督、マンU時代を共にしたA・サンチェスに言及「彼はインテルで幸せ」

　ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、インテルに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェスについて語った。9日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

　8日に行われたコッパ・イタリア準々決勝でインテルと対戦したローマは、2－0で敗れ同大会敗退が決定。FWエディン・ジェコが先制点を、そしてA・サンチェスが鮮烈なミドルシュートで2点目を奪う試合となったが、かつてマンチェスター・U時代にA・サンチェスを指導していたモウリーニョ監督は、当時その存在感を「悲しい男」と表現して話題となった。

　しかし、今回の一戦を終えた同監督は「試合開始前に彼とは話をしたよ」と明かすと、「イングランドで、彼は自然な環境にいなかった。A・サンチェスはマンチェスター・Uではなく、ここインテルで幸せなのであり、彼が所属すべき場所なんだ」と語った。また「あのゴールは本当に素晴らしいもので、試合の流れを変えてしまったね。しかし、その前の動きで中盤でファウルがあったから、主審はVARでチェックすべきだったと思う」とも語り、自身の見解を示しながらも同選手のゴールを称えている。

　モウリーニョ監督率いるローマの次戦は、13日のセリエA第25節サッスオーロ戦。なお、ローマは24試合を消化した現在、勝ち点39で7位につけている。