セリエAの舞台で輝きを放つスモーリング [写真]=Getty Images
現在レンタル移籍先のローマでプレーしているイングランド人DFクリス・スモーリングは、今シーズン終了後に保有元のマンチェスター・Uへ復帰することになるかもしれない。イギリスメディア『ザ・サン』が報じている。
今季開幕前にローマへレンタル移籍したスモーリングは、昨年9月に行われたセリエA第5節のアタランタ戦でスタメンに抜擢。その後は負傷の影響で欠場した第16節のSPAL戦を除くリーグ戦の全試合にフル出場していた。高いパフォーマンスを発揮してファン・サポーターの心をキャッチし、ローマを率いるパウロ・フォンセカ監督も同選手を高く評価している。
スモーリング自身は完全移籍を希望しており、ローマも獲得を望んでいることから、両者の関係は“相思相愛”であった。ローマはマンチェスター・Uが要求する2500万ポンド(約33億円)の移籍金を用意して交渉に臨むと報じられていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で状況は一変。セリエAの延期などで経済面の打撃が大きく、ローマはスモーリング獲得のための資金を準備できない可能性が高いという。
なお、ローマへの完全移籍が実現しなかった場合、スモーリングにはアーセナルが関心を示していると報じられている。果たして、スモーリングのイタリアでの挑戦はわずか1年で幕を閉じるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。