支援策を発表したインテル [写真]=Getty Images
インテルは12日、新型コロナウイルスに対する支援策として、イタリア市民保護局へ30万枚の医療用マスクと、防護服や消毒剤などの寄付を発表した。
イタリアは欧州の中でも特に感染者が多く、スポーツイベントの多くが中断されている。
インテルとその経営権を取得し運営している蘇寧グループは今回公式サイトで支援を発表。蘇寧グループのスティーヴン・チャン会長は「中国がコロナウイルスとの闘いで積み重ねた経験が、イタリアでのウイルス拡散を早期に阻止する助けになることを願っている。緊急事態のため、我々は寄付の継続と強化を図りイタリアをサポートしたい」と語っている。
インテルは8日にセリエA第26節延期分でユヴェントスと対戦。ベンチ入りしたイタリア代表DFダニエレ・ルガーニがコロナウイルスの陽性反応が出たとしてクラブの活動を停止している。
またインテルは2月9日のミラノダービーで、特別なバッジをつけてプレーし、3月5日にはミラノ市内にあるルイジ・サッコ病院の生物医学・臨床科学部門へ、研究支援としてクラブから10万ユーロ(約1100万円)を寄付していた。
ミランは先日25万ユーロ(約3000万ユーロ)の寄付を発表。感染が拡大している一方で支援の輪も広がっている。