2018.10.10

【コラム】ジェノアの新星が7戦連発、ピョンテクの勢いが止まらない!

ピョンテク
リーグ開幕からすべての試合で得点を記録。今シーズンはすでに9得点を挙げている [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

 あるポーランド人FWが一気に知名度を上げ、脚光を浴びている。第8節が終わってセリエAの得点ランキングを引っ張っているジェノアクリシュトフ・ピョンテクだ。

 クラブのエンリコ・プレツィオージ会長は、往年のイタリアの名選手を引き合いに出しながら称賛する。

「最初に見た時から惚れたよ。まるで外科医のような正確なシュートを放ち、PKも決められる。もちろんヘディングもだ。まるでジジ(=ルイジ・リーヴァ)の再来を思わせる素晴らしさだ。イタリア一でもなく、ヨーロッパ一でもなく、世界一だ」

 ピョンテクは今シーズン、ジェノアに移籍してきたばかりの23歳だ。以前、所属していたポーランドのクラコヴィアは2016年に70万ユーロ(約9100万円)で獲得した。2016-17シーズンは27試合出場11得点、昨シーズンは36試合出場21得点と才能を開花。そしてこの夏のメルカートで、ジェノアが移籍金450万ユーロ(約6億円)でチームに迎えた。ポーランドのファブリカ・フットボル(Fabryka Fetbolu)がマネジメントを担当しているが、イタリア人の代理人であるガブリエレ・ジュッフリーダ氏が間に入って交渉が成立したという。

 いきなり伝統ある古豪クラブで背番号9を与えられたことからも、ピョンテクへの期待度が分かるだろう。まず8月に行われたコッパ・イタリアのレッチェ戦で4ゴールを挙げて、その名を知らしめた。そしてセリエ開幕後も才能がまぐれではなかったことを証明する。今月7日のパルマ戦でもゴールを決め、元イタリア代表FWのクリスチャン・ヴィエリ氏が2002-03シーズンにインテルで叩き出した7試合連続得点に並んだ(ジェノアは高架橋崩落事故の影響で1試合未消化)。

 次はガブリエル・バティストゥータ氏の11試合連続得点という記録に追いつくかどうか。期待が集まるなか、ピョンテクは「とても難しいだろう。次からはユヴェントス、インテルという対戦相手が続く。得点のチャンスが1回あればいいほうだろう」と語る。強豪相手にゴールを奪うことは簡単ではないが、それでも「出場する試合すべてにおいてゴールできるようチャレンジする」と前向きだ。

 同じポーランド代表のロベルト・レヴァンドフスキに続く逸材か、それ以上という声も出ているピョンテクにはユーヴェやバルセロナも興味を示しているという。ただ本人は、「まだイタリアに来て2カ月半だし、6カ月後にどこにいるかも分からない」とやや戸惑い気味のよう。ジェノアとの契約は2022年6月まで。せめて1シーズンはイタリアでプレーする姿を見続けたいものだ。

文=赤星敬子

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