2018.05.14

前人未到の7連覇達成…ユーヴェが熾烈なスクデット争いを制した5つの要因

ユヴェントス
2017-18シーズンのセリエAを制したユヴェントス [写真]=NurPhoto via Getty Images
サッカー総合情報サイト

「結局、またユヴェントスか……」。多くのサッカーファンがそう思ったことだろう。2017-18シーズンのセリエAは、ユヴェントスの7連覇という結果に終わった。

 だが、今シーズンはここ数年とは違い、終盤まで熱いタイトルレースが繰り広げられた。マウリツィオ・サッリ監督率いるナポリが圧巻の強さで、絶対王者と堂々たる争いを演じたからだ。

 それでも最後に笑ったのはユヴェントスだった。その要因はどこにあったのか。5つのポイントをもとに、ユヴェントスの優勝を振り返る。

①エースの爆発で好スタート

ディバラ

「10番」の重圧に潰されることなく、圧巻のパフォーマンスを披露 [写真]=Juventus FC via Getty Images

 シーズン前に守備の要レオナルド・ボヌッチを失ったユヴェントスは、ラツィオとのスーペルコッパ・イタリアーナを2-3で落とし、不安を残して開幕を迎えた。だが、それを払拭したのは今シーズンから背番号「10」を背負ったパウロ・ディバラだった。開幕から4試合連続ゴールと好スタートを切ると、第6節終了時には早くも10ゴールに到達。守備に不安のあったチームを6連勝に導いたのは紛れもなくエースだった。

②新戦力のフィット

ベルナルデスキ D・コスタ マテュイディ

今季加入した(左から)ベルナルデスキ、ドウグラス・コスタ、マテュイディ [写真]=Getty Images

 ディバラの勢いが落ちたこともあり第7節で連勝が止まると、続く第8節ではラツィオに敗れた。だが、その2試合で新戦力のフェデリコ・ベルナルデスキとドウグラス・コスタがそれぞれ移籍後初ゴールをマーク。両選手はここから徐々に存在感を高め、それがエースの負担を減らすこととなる。また、中盤では開幕直前に加入したブレーズ・マテュイディが早々にフィット。そうした新戦力の貢献により、チームは大きく崩れることなく白星の山を築くことができた。

③年明け後の驚異的な安定感

シュチェスニー ベナティア

シュチェスニー(左)やベナティア(右)の活躍が光った [写真]=Getty Images

 前半戦19試合を15勝2分け2敗の好成績で終えたものの、ナポリの上に立つことはできず、2位で2018年を迎えた。それでも、年が明けると伝統の堅守にさらに磨きがかかる。シーズン序盤はなかなか出番のなかったメディ・ベナティアが安定したパフォーマンスを発揮し、“贅沢すぎる第2GK”ヴォイチェフ・シュチェスニーは、守護神ジャンルイジ・ブッフォン欠場時に抜群の安定感を披露。そうして年明け後のリーグ戦で10試合連続無失点を記録し、その間に首位の座を奪い返した。

④過密日程、負傷者続出の危機を乗り越えた指揮官の手腕

アッレグリ

7連覇に導いたアッレグリ監督 [写真]=LightRocket via Getty Images

 ライバルのナポリがコッパ・イタリアや欧州カップ戦を“捨てて”スクデット1本に絞った一方、ユヴェントスは3冠を目指して過酷なスケジュールで連戦をこなした。さらにベルナルデスキやフアン・クアドラード、マリオ・マンジュキッチらが同時期に離脱する試練にも見舞われた。

 そこで力を発揮したのがマッシミリアーノ・アッレグリ監督だった。ディバラ不在時の「4-3-3」とディバラをトップ下に置く「4-2-3-1」に加え、最前線のゴンサロ・イグアインの下にディバラとD・コスタを並べる「4-3-2-1」や、時には3バックシステムも採用。ケガ人続出で前線が駒不足になった際にはサイドバックが本職のアレックス・サンドロをウイングで起用するなど、柔軟な対応で結果を残した。

⑤タイトルレースの重圧に負けないメンタリティ

ユヴェントス

ここぞの場面でメンタル面の強さを発揮した [写真]=Juventus FC via Getty Images

 今シーズン最大の注目試合となった第34節のナポリ戦。勝てば優勝が決定的となる一方、負ければ1ポイント差に詰め寄られるという大一番で、ユヴェントスは敗れた。だが、そこで崩れないのが王者だ。続くインテルとの“イタリア・ダービー”では、一時、1-2と逆転を許しながらも終盤に2点を奪って再逆転。劇的勝利を収め、翌日に試合を控えるナポリにプレッシャーを与えた。

 すると、ユヴェントスを破ってこれ以上ないほど勢いに乗っていたはずのナポリは、この重圧に負ける。フィオレンティーナ相手に0-3と完敗を喫して天王山での勝利をふいにすると、続くトリノ戦は終盤の失点でドローに持ち込まれ、これで実質終戦。最終盤までスクデット争いを演じたナポリは素晴らしいチームだったが、最後はユヴェントスのメンタリティが勝る結果となった。

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