モウリーニョ監督が獲得を要請した選手たち [写真]=Getty Images
ジョゼ・モウリーニョ監督は、ポルトから現在所属しているマンチェスター・Uまでの16年間で、約10億ポンド(約1537億円)もの大金を使い、95人もの選手獲得を要請してきた。そこでイギリスメディア『ミラー』が、95人の中から「モウリーニョのベストイレブン」と題し、ベストメンバーを紹介している。
■GK ディエゴ・ロペス(2013-14シーズン:セビージャ→レアル・マドリード)
移籍金:320万ポンド(約5億円)
モウリーニョ監督がこれまで獲得したGKは3人しかいない。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表アスミル・ベゴヴィッチ(15年:ストーク→チェルシー)、元オーストラリア代表マーク・シュウォーツァー(13年:フルアム→チェルシー)、そしてロペスだ。当時レアル・マドリードの守護神であった元スペイン代表イケル・カシージャスの後釜として獲得し、在籍した2年間で公式戦62試合に出場した。なお、チェルシー時代にともに戦った元チェコ代表GKペトル・チェフの獲得を要請したのは、クラウディオ・ラニエリ元監督である。
■DF ルシオ(2009-10シーズン:バイエルン→インテル)
移籍金:680万ポンド(約10億円)
もっとも成果を上げた移籍の中の一つ。当時31歳のルシオは初挑戦のセリエAで完璧に順応し、リーグ優勝、コッパ・イタリア制覇、チャンピオンズリーグ(CL)優勝の3冠達成に大きく貢献した。
■DF リカルド・カルヴァーリョ(2004-05シーズン:ポルト→チェルシー)
移籍金:1980万ポンド(約30億円)
2004年にチェルシーの監督に就任したモウリーニョ監督にとって、ともにポルトでCL制覇を成し遂げたカルヴァーリョは、イングランドで初めて獲得した選手だった。チェルシーで3度のプレミアリーグ制覇に貢献し、リーグカップタイトルも2度手に入れた。
■DF エリック・バイリー(2016-17シーズン:ビジャレアル→マンチェスター・U)
移籍金:3000万ポンド(約46億円)
ケガもあり、1年目からフル稼働とはいかなかったものの、試合に出ればしっかりモウリーニョ監督の期待に応えてみせた。今シーズンもリーグ初戦から第6節まで順調だったが、第11節を最後に再び負傷離脱してしまった。モウリーニョ監督は首を長くして復帰を待ち望んでいる。
■DF アシュリー・コール(2006-07シーズン:アーセナル→チェルシー)
移籍金:500万ポンド(約7億7000万円)+ウィリアム・ギャラス
モウリーニョ監督にとって素晴らしい移籍となった。同じロンドンのライバルから獲得したA・コールは幾度となく自らの才能を証明し、世界ナンバーワン左サイドバックの地位を確立させた。
■MF マイケル・エッシェン(2005-06シーズン:リヨン→チェルシー)
移籍金:2440万ポンド(約37億円)
エッシェンは当時、もっとも高価なアフリカ人選手となった。しかし、移籍初年度にプレミアリーグを制覇して、イングランドで累計168試合出場17ゴール10アシストを記録。元イングランド代表MFフランク・ランパードとともにチェルシーの中盤を司り、移籍金以上の活躍を披露した。
■MF ヴェスレイ・スナイデル(2009-10シーズン:レアル・マドリード→インテル)
移籍金:1550万ポンド(約23億8000万円)
スナイデルのキャリアハイはインテルだった。ルシオと同じく、移籍1年目でCL制覇を含む「トレブル(3冠)」に貢献。2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会ではオランダを準優勝に導き、その年のFIFAバロンドール獲得の最有力候補者の1人であった。
■MF ルカ・モドリッチ(2012-13シーズン:トッテナム→レアル・マドリード)
移籍金:3300万ポンド(約50億7000万円)
レアル・マドリードで迎えた最初のシーズンは格別良い1年ではなかったけれど、今では本拠地サンティアゴ・ベルナベウのファンを魅了している。CL2連覇の立役者となり、レアル・マドリードで一番代えの効かない選手にまで成長した。
■FW ディディエ・ドログバ(2004-05シーズン:マルセイユ→チェルシー)
移籍金:2400万ポンド(約36億9000万円)
ドログバの貢献度は記録を見れば十分である。所属した8シーズンで157ゴールをマーク。リーグ優勝4度、FAカップ優勝4度、リーグカップ優勝3度、コミュニティーシールド優勝2度だけではなく、クラブの悲願だったCL優勝も自身の足でもたらした。
■FW サミュエル・エトオ(2009-10シーズン:バルセロナ→インテル)
移籍金:なし(ズラタン・イブラヒモヴィッチとトレード)
イブラヒモヴィッチの放出は当初、ファンから望まれた者ではなかったが、5700万ポンド(約87億円)にエトオを加えたオファーを受け取って拒否する理由はなかった。ルシオ、スナイデルとともにインテルで栄光を手に入れると、所属した2シーズンで公式戦79試合43ゴールをマークした。
■FW アレクシス・サンチェス(2017-18シーズン:アーセナル→マンチェスター・U)
移籍金:なし(ヘンリク・ムヒタリアンとトレード)
モウリーニョ監督の“最新作”がサンチェスである。アーセナルで通算165試合出場80ゴールを記録し、エースとしてチームを率いていた。デビュー戦となった26日のFAカップ4回戦では、早速2アシストをマークしてモウリーニョ監督を納得させた。
以下、同メディアが発表したモウリーニョ監督のベストイレブンと控えメンバー。
▼GK
ディエゴ・ロペス
▼DF
ルシオ
リカルド・カルヴァーリョ
エリック・バイリー
アシュリー・コール
▼MF
マイケル・エッシェン
ヴェスレイ・スナイデル
ルカ・モドリッチ
▼FW
ディディエ・ドログバ
サミュエル・エトオ
アレクシス・サンチェス
▽控えメンバー
アスミル・ベゴヴィッチ(15-16:ストーク→チェルシー)
メスト・エジル(10-11:ブレーメン→レアル・マドリード)
サミ・ケディラ(10-11:シュトゥットガルト→レアル・マドリード)
ミヒャエル・バラック(06-07:バイエルン→チェルシー)
アンヘル・ディ・マリア(10-11:ベンフィカ→レアル・マドリード)
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(16-17:パリ・サンジェルマン→マンチェスター・U)
ロメル・ルカク(17-18:エヴァートン→マンチェスター・U)
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By サッカーキング編集部
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