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トッティが現役引退を表明「人生の第一章が終わった」…ローマのディレクター就任

2017.07.18

現役引退を表明したトッティ [写真]=Getty Images

 元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが現役を引退し、ローマのディレクターに就任することが決まった。同クラブ公式サイトが17日に伝えた。

 現在40歳のトッティは2016-17シーズン限りで、24年間にわたりトップチームでプレーしてきたローマを退団。現役続行の道を模索し、東京ヴェルディなどとも交渉をしてきたが、ついに引退を決断した。今後はローマのディレクターとして新たなキャリアのスタートを切る。

 インタビューに応じたトッティは「私の人生の第一章が終わり、ディレクターとして別の重要な任務が始まった。ピッチで見せたようなインパクトを与えられるといいね」と報告し、「(将来については)輝かしく美しいことを期待している。私にとってパーフェクトな役割を見つけ、素晴らしいチームやクラブを作っていくためにできることをやりたい」と意気込んだ。

 また、「これまでサッカーやチームへの貢献だけを考えてきたが、5月28日(セリエA最終節ジェノア戦)で終わった。今は新たなページをめくり、新たな役割と新たな挑戦について考えなければいけない」と話した。

 インタビュアーに「5月28日のラストマッチが忘れられないようですね」と言われると、「そうだね。あのラストマッチの日は絶対に訪れて欲しくなかった。僕にとってはとても重要で、本当に大切で、非常に感情的なものだった。ローマとは25年以上も美しい関係を築いてきた。ピッチが僕に多くのものをもたらし、僕は全力を出して、日々多くの愛情を示してくれた人たちに恩返しをする努力を続けていたんだ」と振り返った。

 ディレクターとしてローマに残ることが決まったトッティは今後、スポーツディレクターのモンチ氏やエウゼビオ・ディ・フランチェスコ新監督らと働くことになる。

 トッティは「モンチとはすでに話をしたよ。私たちは素晴らしい会話をし、お互いを知ることができた。(ジェームズ・)パロッタ会長とも以前から不明瞭だった詳細について話し合った。落ち着いて話し合えたし、全てがクリアになった。お互い話し合いについて満足している。今はチームを高みへ導くためにやるべきことしていきたい」とコメント。

 ディ・フランチェスコ新監督についても「彼とは長い間、素晴らしい関係を築いている。ローマの監督じゃないときも彼のことはよく見てきた。彼は素晴らしい人間だし、チームに多くをもたらすと確信しているよ」と語った。

 最後に「今後はどう呼べばいいですか?」と聞かれると、「今までどおりフランチェスコだね」と返答。さらに「名刺には何と記載されるんですか?」と問われ、「“フランチェスコ、ローマ”だ」と答えている。

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