ボローニャ戦でセリエA初ゴールを記録したユヴェントスFWケーン [写真]=Iguana Press/Getty Images
ユヴェントスに所属するU-17イタリア代表FWモイーズ・ケーンが、2000年以降に生まれた選手として、初めて欧州5大リーグでの得点を記録した。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ユヴェントスは同日、セリエA最終節でボローニャと対戦。1点を先制されたものの、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのゴールで追い付くと、79分にディバラとの交代でケーンがピッチに立つ。そして迎えた後半アディショナルタイム4分、左サイドからのFKにケーンが頭で合わせ、土壇場で逆転ゴールが決まった。
結局これが決勝ゴールとなり、ユヴェントスは白星でリーグ戦をフィニッシュ。6月3日に控えるレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝に弾みをつけた。
ユヴェントスのトップチームでの初ゴールが劇的な決勝点となったケーンは、2000年2月28日生まれの17歳。同紙によれば欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)において、2000年以降に生まれた選手がゴールを記録するのは史上初の快挙だという。
同選手は昨年11月19日のペスカーラ戦でセリエAデビューを果たして注目を集めると、同22日にはCL・グループステージ第5節のセビージャ戦でも途中出場を果たし、2000年生まれとしてセリエAならびにCLに初めて出場した選手となっていた。
待望の初ゴールをマークしたケーンは試合後、「このゴールにはとても満足している。僕はすごく幸運だよ。ユヴェントスのような重要なユニフォームを着ることはすべての17歳の少年にとって夢なんだ」と喜びを語った。
そして、「本当に素晴らしいけど、これはまだ始まりに過ぎないと思っている。やるべきことはたくさんあるよ。トップチームの選手からはたくさんのことを学んでいるし、彼らはいつも僕を助けてくれて、決して諦めないようにと後押ししてくれるんだ」とさらなる飛躍を誓った。
By サッカーキング編集部
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