前節、17試合ぶりに出場した本田(左)。クロトーネ戦では出場機会がなかった [写真]=Getty Images
4月30日に行われたセリエA第34節のクロトーネ戦、ミランの日本代表FW本田圭佑に出番は訪れなかった。
そんな時でも本田の声を聞くことができるのが、有料メルマガコンテンツ『CHANGE THE WORLD by KSK』である。今回は、ベンチから見守ったクロトーネ戦を振り返る中で、「意外性のあるプレーは難しいのか」という議論に至った。本田は次のように語る。
「意外性のあるプレーを先天的に兼ね備えている人もいます。性格が変人なゆえにとか。でも、要はトリッキーってことに近いと思うんですよね。トリッキーなプレーは、癖や習慣。トリッキーなプレーをすると、失われるものもある。トレーニングでそちら側に比重を置けば、そういうタイプになるということだと思う」
つまりはどういう癖をつけるか。日本に“トリッキー”な選手が少ない理由の一つに、文化や国民性の反映を挙げる。「(日本人は)堅実でミスを減らす練習を、小さい頃からやっている。そこに時間を割いてきた。だからそうなる」。かく言う本田も、「トリッキーなプレーに時間を割いてこなかった」と話す。
「そういう習慣がついてないんですよ。だからうまく使いこなせているかと言ったら、あんまりうまく使いこなせていない。実は自分の短所の部分なんですよね。逆にこのゾーンに入ったら、トリッキーなプレーをした方が絶対にいい場面でも、中盤エリアと同じようなマインドでプレーしてしまうことが癖として結構あって。ラインが1つ上がって、ゴールが近くなったときはマインドを変えないとダメなんですよ、完璧に。判断能力なんですけど、そのへんは僕の課題ですね。でも、そこも今取り組んでいます」
一方で、所属するミランには“トリッキー”な選手が多いと続け、「でも、最後のピースは監督が整えるものなんで。個性を生かすも潰すも、本当に監督の采配が大事なんですよ」と持論を展開した。
その他、『CHANGE THE WORLD by KSK』の「REVIEW」ではミランの課題や、カルロ・アンチェロッティ監督やジョゼップ・グアルディオラ監督を例に挙げながら指導者論を語っている。
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