サンプドリアから練習参加を拒否されたというカッサーノ [写真]=Getty Images
元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが、前所属クラブのサンプドリアからトレーニング参加を拒否されたことが判明した。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が2月28日に報じている。
サンプドリアとの契約を解除し、無所属の状態が続いているカッサーノ。ペスカーラやパレルモ、セリエBのラティーナやテルナーナ、そしてヴィルトゥス・エンテッラからオファーが届いた模様だが、全てに断りを入れている。
今まではサンプドリアのプリマヴェーラ(下部組織)にてトレーニングに参加し、新天地を探していたが、所属クラブのない選手の移籍期間も終了。今シーズン終了まで無所属の状態が続くことが決まった。そして今回、前所属のサンプドリアからトレーニングへの参加を拒否されたことが明るみに出ている。
カッサーノはイタリアメディア『Sky』のインタビューに対し、「とても残念だ。とりわけ、素晴らしいユースの選手たちとトレーニングをすることができないのが残念でならない。この数カ月、彼らから多くのことを学んだんだ。だが、これが人生だ。前に進んでいくよ」とコメント。落胆していることを明かしつつ、以下のように続けた。
「彼らがお別れ会をやってくれて、とても嬉しかったよ。とても素晴らしい少年たちだ。今回も顔を上げて、前に進んでいく。彼らとトレーニングを続けたかったのだが、幹部がそれを拒否した。その理由を説明しなければならないはずなのだが…。このことについてはいつか説明したい。問題は一つもないのだからね」
所属クラブに加えて、トレーニング環境も失うこととなったカッサーノ。34歳の今後に注目が集まるが、今シーズンの残り期間については「家族とともに、家で“お父さんをする”」と、家族サービスに時間を費やす意向を示している。
By サッカーキング編集部
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