同点ゴールを決めたテレオー [写真]=Getty Images
セリエA第22節が29日に行われ、ウディネーゼと日本代表MF本田圭佑がミラン対戦した。本田はベンチスタートとなった。
現在3連敗中のウディネーゼはホームで5試合ぶりの白星を目指す。一方、ミランは前節のナポリ戦で4試合ぶりの敗戦。ミッドウィークのコッパ・イタリア準々決勝のユヴェントス戦でも敗れ、公式戦2連敗を喫した。上位陣から引き離されないためにも、勝利が求められる。
先手を取ったのはミラン。8分、右サイドを突破したスソが左足でクロスを入れる。これをファーサイドのジャコモ・ボナヴェントゥーラがワントラップから押し込み、まずはミランがリードを奪った。
しかし、ミランは27分に先制点を挙げたボナヴェントゥーラが負傷交代。新加入のジェラール・デウロフェウがセリエAデビューを飾った。一方、ウディネーゼも31分にマルコ・ファラオーニが負傷交代し、代わってガブリエレ・アンジェッラがピッチに入った。
するとウディネーゼがチャンスを生かす。直後の31分、マヌエル・ロカテッリのパスミスからエミール・ハルフレドソンがボールを拾い、エリア内左のシリル・テレオーへパス。テレオが冷静にゴール左にシュートを蹴り込み、ウディネーゼが同点に追いついた。前半は全体的にミランのペースだったが、終盤にウディネーゼがチャンスを生かし、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がりはウディネーゼがペースを握る。ドゥバン・サパタが連続でチャンスを迎えたが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの活躍もあり、得点につなげることができない。
ミランは63分にエリア手前でFKを獲得すると、スソが直接シュートを狙ったが、ここはGKオレスティス・カルネジスが横っ飛びで反応。なんとかCKに逃れた。ミランは71分にカルロス・バッカを下げてジャンルカ・ラパドゥーラを投入した。
ミランのマッティア・デ・シリオが負傷でピッチを退くと、一時的に人数の多いウディネーゼが勝ち越しゴールを奪う。73分、ロドリゴ・デ・パウルがエリア手前右でボールを持ち、ミドルシュートを狙った。これがGKドンナルンマの手を弾きながらゴール左に決まり、ウディネーゼが逆転に成功した。
その後もミランは同点ゴールを目指したが、最後まで同点ゴールを決めることができず。2-1でウディネーゼがミランを下し、5試合ぶりの勝利を収めた。一方、ミランはリーグ戦連敗。公式戦3連敗となった。なお、コッパ・イタリアのユヴェントス戦で終盤に出場した本田は、リーグ戦では5試合連続で出場機会がなかった。
次節、ウディネーゼは敵地でキエーヴォと、ミランはホームでサンプドリアと対戦する。
【得点者】
0-1 8分 ジャコモ・ボナヴェントゥーラ(ミラン)
1-1 31分 シリル・テレオー(ウディネーゼ)
2-1 73分 ロドリゴ・デ・パウル(ウディネーゼ)
By サッカーキング編集部
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