同点ゴールを奪ったイカルディ(右) [写真]=Getty Images
セリエA第20節が14日に行われ、日本代表DF長友佑都所属のインテルとキエーヴォが対戦した。
現在リーグ4連勝中で、7位につけるインテル。チャンピオンズリーグ出場圏内の3位ナポリと勝ち点5ポイント差の中、今節は2017年最初のホームゲームを迎えた。スタメンにはエースのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディや、前節2ゴールを決めたクロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチらを起用。長友はリーグ戦4試合連続で先発を外れた。
試合開始からペースを握ったのはインテル。12分、左サイドのクリスティアン・アンサルディがクロスを上げると、エリア内のイカルディが頭で合わせた。しかしこれはポスト左へ外れる。
続く18分、アンサルディから横パスを受けた新加入のロベルト・ガリャルディーニが右足でミドルシュート。しかしGKステファノ・ソレンティーノがパンチングで防ぎ、得点を与えなかった。
その後も守勢が続いたキエーヴォ。しかし34分、ワンチャンスを活かす。右CKに、ダニーロ・ダンブロージオを背負っていたセルジョ・ペリシエが右足のボレーで合わせ、ゴール中央上に突き刺した。キエーヴォはこの試合ファーストシュートが得点に繋がった。インテルは1点ビハインドで前半を終える。
後半立ち上がりの53分、インテルがビッグチャンスを迎える。右サイドのダンブロージオがクロスを上げると、エリア内に走りこんだペリシッチがヘディングシュート。しかしこの至近距離のシュートに、GKソレンティーノが素早く反応し、チームを救った。
それでも69分、インテルはアントニオ・カンドレーヴァがDFとGKの間へクロスを供給。これをイカルディが左足のつま先で合わせ、ネットを揺らした。
勢いに乗るインテルは81分、エリア左に流れたイカルディが中央へカットイン。そのまま右足のシュートに持ち込んだ。しかしポスト右へわずかに外れる。
直後の86分、インテルは敵陣でボールを奪うと、エリア左へペリシッチがドリブルで進入。そのまま右足のシュートを放つと、GKソレンティーノの足を弾き、ボールはゴールへ吸い込まれた。インテルが逆転に成功する。
後半ディショナルタイムにはエデルがゴール右下へミドルシュートを叩き込んだインテル。苦しみながらもキエーヴォ相手に逆転勝利を収め、リーグ戦5連勝を達成した。なお、長友の出場機会はなかった。
次節、インテルは22日に敵地でパレルモと、キエーヴォは21日にホームでフィオレンティーナと対戦する。
【得点者】
0-1 34分 セルジョ・ペリシエ(キエーヴォ)
1-1 69分 マウロ・イカルディ(インテル)
2-1 86分 イヴァン・ペリシッチ(インテル)
3-1 90+3分 エデル(インテル)
By サッカーキング編集部
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